研究課題/領域番号 |
23K10018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
松井 希代子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (90283118)
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研究分担者 |
中川 淳 金沢医科大学, 医学部, 教授 (70262574)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖尿病 / 糖尿病性腎臓病 / 経験学習 / セルフケア / 教育プログラム / 認識 / 糖尿病腎症 / 療養行動 |
研究開始時の研究の概要 |
療養行動の実行度が高く、腎機能の維持、経験を療養に活かす学習プロセスを実行している「高肯定感」の思考を基に糖尿病腎症患者における経験学習プロセス評価項目を開発し、自己の経験学習プロセスを評価することで糖尿病腎症重症化予防となる療養行動改善への効果を検証する。
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研究実績の概要 |
先行研究では、これまでに開発した「糖尿病腎症療養認識パターン分類」尺度において2型糖尿病腎症患者は「高肯定感」「現実逃避」「原因不明感」の3パターンの療養認識の内、「高肯定感」認識パターンをもつ対象(以下、「高肯定感」)は、Kolb の経験学習論である経験学習プロセスの4要素を実行していたことを明らかにした。「高肯定感」は、療養行動の継続により腎症重症化予防ができていたことから「高肯定感」認識パターンをもつ意義を示唆できている。本研究において「高肯定感」から、糖尿病性腎臓病経験学習尺度を作成することは、経験学習プロセスのどのプロセスで上手く行えていないのかを明らかにでき、対象者の療養支援に役立つことができる。 「高肯定感」は、個別の質的調査では、経験学習プロセスの4要素を実行していたが、既存の職場における経験学習尺度では、他の認識との区別は有意ではなかった。これは、質問項目の内容が糖尿病性腎臓病に適していないことが示唆された。このため、本年度は、共同研究者と先の個別の質的研究データおよび文献からの検討を行った。その結果、倫理申請内容の修正に至っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
所属施設における新たな役割により、多忙を極めたため、研究のエフォートが下がった。研究の実施状況として、共同研究者とのディスカッションおよび文献検討を行っている。文献検討の結果から倫理審査の申請内容の変更が必要となり、修正にて申請予定である。
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19の影響が少なくなり、病院の研究依頼の受け入れ、対象者との面接なども行いやすくなったようである。倫理審査申請の修正を行い、半構成面接調査を実施して、経験学習プロセス評価項目を作成する。
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