研究課題/領域番号 |
23K10022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 四條畷学園大学 |
研究代表者 |
藤永 新子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (70508663)
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研究分担者 |
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
石橋 信江 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (50453155)
鈴木 幸子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (60285319)
西尾 ゆかり 四條畷学園大学, 看護学部, 准教授 (70437169)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 主婦層 / 動機付け / 健康支援 |
研究開始時の研究の概要 |
2019年の国民生活基礎調査の「健診・人間ドッグの受診状況」では、健診や人間ドックの受診率は男性よりも女性が低い傾向にあり、とりわけ専業主婦やパート勤めの女性の受診率が低い。これは若年主婦層の健診機会が少なく、さらに子育てなどに時間が取られ健康管理を後回しにしてしまう人が多いことが報告されている。そこで、本研究では、健診機会の少ない主婦層に焦点をあて、手軽に利用できる環境を設定し、身体状況の可視化と女性特有の健康情報の提供、参加者同士の支援を包含する「女性のヘルス・サポートプログラム」を構築し、健康行動への動機づけの在り方と一次予防のための具体的な健康支援を検討することである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、主婦層における健康行動の動機づけ支援の在り方と健康支援プログラムを構築することにある。 2023年度は、まず主婦層の健康診断の状況を確認するために、先行研究を基にアンケート調査票を作成した。項目は42項目あり、健診状況並びに健康行動状況を把握する内容とした。また、健康支援プログラムについて、先行研究並びに筆者らの研究を踏まえて3回のワークショップのプログラムを作成した。 プログラムは主婦層においては健診の機会が少ないことを前提に、健康チェックで身体の可視化を行い、生活習慣の見直しのために情報提供を行うプログラムとした。プログラムは1か月ごとに3回開催する予定である。健康行動への動機づけ支援の在り方として、インセンティブ制度を導入しチャレンジに応じてポイントを付与し、さらに参加者同士のピアサポートなどを導入して、それらが健康支援の動機づけの在り方に有用であるかを検証する。 研究協力に際して、各施設への依頼用紙並びに研究協力者への研究依頼用紙を作成した。さらにプログラムの効果を把握できるよう、Webアンケート調査を行えるよう準備した。これらの内容については2023年度に研究倫理審査委員会の承認を得た。 現在は、2024年度4月から5月にかけてアンケート調査の実施を目指し、研究協力者の確保のために各施設に研究依頼を行っている。現在2か所の施設から介入の内諾を得ている。又、プログラムの内容の一部である専門家からの情報提供のミニ講義に関しては、専門家への依頼を行い内諾を得ており、今後詳細を打合せする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度の予定はアンケート作成・健康支援プログラムの作成を予定していた。先行研究を踏まえて作成し、すでに倫理審委員会の承認を得た。その上で現在実施に向けて、2か所の介入施設に研究依頼を行い受け入れが可能となっている。 今後、2024年4月から5月にかけてアンケート調査を実施、5月から7月にかけて健康支援プログラムの実施を予定しており概ね順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今後4月・5月にアンケート調査を実施し、実施後に主婦層の健診状況や健康への優先度、その関連について分析を行う。さらに、分析内容を学会にて公表する予定である。 また5月から1か月毎に3回の健康支援ワークショップを5月6月7月に開催予定であり、実施前後のアンケート調査で動機づけ支援のあり方について検討していく予定である。 2か所でのアンケート調査やワークショップ参加者が少ない場合は、別施設への研究協力依頼を行い時期をずらして実施する予定である。
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