研究課題/領域番号 |
23K10030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
鳥井 美江 京都大学, 医学研究科, 助教 (60615285)
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研究分担者 |
森信 暁雄 京都大学, 医学研究科, 教授 (10294216)
任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
荒井 秀典 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 理事長 (60232021)
大西 輝 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (60634269)
板谷 崇央 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (70963536)
木下 彩栄 京都大学, 医学研究科, 教授 (80321610)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | サルコペニア / フレイル / カヘキシア / SLE / 腸内細菌叢 |
研究開始時の研究の概要 |
サルコペニアは、加齢に伴って生じる進行性および全身性の骨格筋量や骨格筋力の低下を特徴とする症候群であり、転倒や骨折、QOL低下の原因となる。サルコペニアは、加齢以外に活動量の低下や栄養状態、炎症性疾患に起因して発生する。 全身性エリテマトーデス(SLE)は、炎症性疾患の疾患であり、関節症状、臓器障害など全身に様々な症状を引き起こす。SLE患者はSLEの炎症そのものや治療薬のステロイドにより筋肉量が低下しやすくサルコペニアを発症しやすいと考えられるが、SLE患者におけるサルコペニアの研究はほとんどない。そこで本研究では、SLE患者におけるサルコペニアの割合と関連因子を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究は、全身性エリテマトーデス患者におけるサルコペニアの有病割合とリスク因子を明らかにし、サルコペニアがフレイルやカヘキシアに及ぼす影響を検証することを目的としている。京都大学医学部附属病院免疫・膠原病内科に通院する全身性エリテマトーデス患者約400名を対象に筋肉量、筋力、活動性を測定し、サルコペニアのデータを収集した。また、フレイルやカヘキシアの診断に必要なデータや、栄養状態、活動量、心理的負担などのデータについても測定を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究ではSLE患者のサルコペニアの有病割合と関連因子を明らかにすることを目的に調査を行った。272名のSLE患者の測定を終了し、現在データベースの最終確認中である。
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今後の研究の推進方策 |
データ測定を終了したサルコペニア、フレイル、カヘキシアにの有病割合と関連因子について国際誌への投稿、学会発表など成果報告を進める予定である。 また、2024年度は縦断研究を行い、SLE患者におけるサルコペニアの新規発症やリスク因子についても解析を進める。さらにSLE患者を対象に腸内細菌叢の調査も行い、サルコペニアとの関連を考察する予定である。
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