研究課題
基盤研究(C)
肝がんは再発率が高く難治ながんである.進行肝がんに対して,2020年9月に免疫チェックポイント阻害薬であるアテゾリズマブとベバシズマブとの併用療法が保険承認され,第一選択治療となった.しかし,全身性に症状が一定でない免疫関連有害事象が報告されることから多角的な症状マネジメントを要する.多様な有害事象に対応し多職種と連携したケアを行うため,外来化学療法室の看護師の役割は重要である.そこで本研究は,免疫チェックポイント阻害薬治療を受ける肝がん患者に対する外来看護実践モデルを構築することを目的とする.本研究は肝がん患者への看護の質の向上に寄与できると考える.