研究課題
基盤研究(C)
リプロダクティブヘルスやウェルビーイング向上のためには、運動・栄養・睡眠が重要な三本柱であるが、日本人女性の睡眠負債の状況は深刻である。睡眠や体内時計と女性の生殖機能との相互作用に関してこれまで多くの経験則が報告される一方、その実態とメカニズムは明らかでない。また、女性は月経のために鉄欠乏性貧血になりやすく、睡眠休養感の阻害や心身の不調を起こしやすい。本研究では、女性の各ライフステージにおける健康問題と睡眠との関係を実態調査し、生殖年齢の女性の貧血と健康アウトカムとの関連について分析する。ここから、生物学的・社会的側面を考慮に入れた睡眠休養感とウェルビーイング向上のための対応策を提起する。