研究課題/領域番号 |
23K10065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 名桜大学 |
研究代表者 |
流郷 千幸 名桜大学, 健康科学部, 教授 (60335164)
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研究分担者 |
古株 ひろみ 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (80259390)
鈴木 美佐 大阪医科薬科大学, 看護学部, 准教授 (10633597)
平田 美紀 聖泉大学, 看護学部, 教授 (90614579)
村井 博子 聖泉大学, 看護学部, 講師 (90782649)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 予防接種 / 幼児 / 親 / 親子 / プレパレーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、予防接種を受ける子どもの親のためのプレパレーションガイド(以下ガイドとする)を開発するために、以下の内容に取り組む。まず、ガイドの内容を検討するためのインタビューを行い、ガイド案を作成する。ガイド活用(介入)群には1年間ガイドを活用してもらう。介入の前後で質問紙調査を行い、ガイドの評価を行った後、最終版のガイドを提示する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、予防接種を受ける子どもの親が自信をもって援助を行うための「親のためのプレパレーションガイド」を開発することである。予防接種は採血や注射と同様に、子どもにとってストレスの高い出来事となる。子どものストレス緩和や対処能力を引きだすためにプレパレーションが重要である。小児期は抗体獲得のために予防接種の機会が多いが、子どもへの説明や苦痛緩和などの援助は親に委ねられており、子どもの権利を尊重した援助が行われていない。そのため、本研究では、Web上で閲覧できる「親のためのプレパレーションガイド」を作成する。 研究初年度の2023年度においては、【ガイドの内容を検討するために、親が予防接種時に行っている支援、必要とする支援内容を明確にする】ために、親へのインタビュー調査準備を進めているところである。幼児の予防接種に関する論文の検討、親へのインタビュー項目の抽出およびインタビューガイドの作成、予防接種を受ける子どもの「親のためのプレパレーションガイド」のコンテンツの抽出に取り組んでいる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究初年度である2023年度においては、【ガイドの内容を検討するために、親が予防接種時に行っている支援および必要とする支援内容を明確にする】ことを目的に、親へのインタビュー調査の準備を進めた。予防接種が一般的にどのように行われ、親と子どもにどのような支援が行われているかに関する論文の文献検討を進め、親のためのガイドのコンテンツを抽出した。また、インタビュー項目の抽出およびインタビューガイドの作成にも取り組んでいる。しかし、倫理審査申請に遅れが生じ、インタビュー調査の開始が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
予防接種時に親が行っている支援や必要としている内容を明らかにするために、予防接種を受けた子どもの親へのインタビュー調査が実施できるよう、倫理審査の準備を進める。まず、インタビュー項目を抽出し、インタビューガイドを完成させ、次に、倫理審査の申請を行い、研究対象者のリクルート及び対象者へのインタビュー調査を行う予定である。 2年目の計画はインタビュー結果及び既存の研究からガイドに必要な内容を検討し、プレパレーションの5段階に沿って、事前の準備・説明、実施中の支援、事後のフォローを含むコンテンツを作成する予定であったため、今年度はインタビュー調査とともにコンテンツの準備も進める。加えて、ガイドの評価指標を作成するための質問紙調査を行う予定であったが、現在の進捗に合わせてインタビュー調査及びコンテンツの作成を優先する。
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