研究課題/領域番号 |
23K10076
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 令和健康科学大学 |
研究代表者 |
竹元 仁美 令和健康科学大学, 看護学部, 教授 (10310913)
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研究分担者 |
山本 八千代 安田女子大学, 看護学部, 教授 (10295149)
関口 史絵 北海道科学大学, 保健医療学部, 講師 (10756414)
松本 宗賢 令和健康科学大学, 看護学部, 講師 (10736482)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 性暴力被害者支援 / シミュレーション教育 / 司法看護ケア / ICT教材 / トラウマインフォームドケア / 回復・成長 / 司法助産ケア / ICT / シミュレーション学修 |
研究開始時の研究の概要 |
【令和5年度研究計画】第1段階: ICT活用した学修教材開発 1) 調査対象者:①助産師(病院、産科クリニック、助産院等に勤務)20~30名2) 調査内容:フォーカスグループインタビュー面接調査を実施。【令和6年度研究計画】第2段階:教育プログラムの実施と学修効果の検証 1) 調査対象者:助産師、看護職者 2) 調査方法と内容:質問紙調を実施(200名)。【令和7年度研究計画】第3段階:助産師教育プログラムの開発・実施・評価 1)実施対象者:助産師等 2)内容と方法:前年度までの結果を基に、助産師、助産師養成課程在学者を対象、ICT活用型「シミュレーション学修」プログラムの有効性評価の調査。
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研究実績の概要 |
1.シミュレーション教育に関する文献レビュー:国内外の文献についてCINAHL、Medline、医学中央雑誌Web、Google scholar、hand search等を使い収集した主要論文を分析中である。1)シミュレーション教育については、現在はCompetency-based educationが主流となっており、主な理論背景はKolbの経験学習理論、DickらのID理論ADDIE(Analyse, Design,Develop,Implement,Evaluation)モデルである。また、シミュレーション演習の組み立ては、①事前学習、②ブリーフィング、③シミュレーション、④デブリーフィング、⑤まとめ(Group Discussionやレポート)となっている。シミュレーターは低機能、中機能、高機能があるが、演習内容によって適応が異なるが、高機能シミュレーターも医学教育を中心に開発されており、看護学領域にも広がりつつある。2)北米の性暴力被害者支援に特化したSANE(Sexual Assault Nurse Examiner)は数が不足しており、病院の20%程度にしか配置されておらず、二次受傷やバーンアウトで離職するSANEも少なくない。そのため、SANEとして知識・技術・態度を安全な環境下で、特殊な技能(トラウマインフォームドケア、証拠採取、法的書類作成、法廷での証言等)について反復学習できるシミュレーション教育の開発は喫緊の課題となっている。教材開発は未だ開発途上で、特に教育効果を測定するToolについては検討課題である。2.教材開発:ICTで使用するシミュレーション教材の開発企画:1の結果と19K 10995で研究結果を活用したコンテンツ作成中である。Instractional Design(ID)理論のADDIEモデルをもとにした動画作成を企画中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
ICT教材開発においてコンテンツ開発案の修正に時間がかかっているため。
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今後の研究の推進方策 |
1.シミュレーション教育に関する文献レビュー:国内外の文献についてCINAHL、Medline、医学中央雑誌WEB、Google Schalor、Hand search等を使い論文の収集・分析を継続し、2に活用する。 2.教材開発:ICTで使用するシミュレーション教材の開発企画:19K 10995で研究結果を活用したコンテンツ作成の検討を進める。現在、動画制作を企画しており、専門家の助言をもらいながらコンテンツシナリオを作り、動画を作成する。 3.助産師等にワークショップを実施し、2を提供し、シミュレーション教育についての意見交換を行う。
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