研究課題/領域番号 |
23K10101
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
戸津 有美子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局, 国立看護大学校 助教 (20774326)
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研究分担者 |
渡邊 香 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 准教授 (70610327)
中西 美紗緒 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 産婦人科医員 (30620364)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本人女性 / 妊娠糖尿病 / 抑うつ傾向 / 妊娠期 / 周産期うつ傾向 / 日本人 |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠糖尿病とうつ病は周産期にみられる主要な合併症であり、母子の将来にわたり悪影響を及ぼすことが既に明らかになっている。 一般的な糖尿病とうつ病はともに双方向性の関係が存在する併存疾患である。欧米では妊娠糖尿病と周産期うつ病/抑うつ傾向との関係性が調査されているが、我が国の妊婦を対象に妊娠糖尿病と周産期抑うつ傾向との関係を調査している研究はない。本研究は日本人女性における妊娠糖尿病と妊娠期抑うつ傾向との関係を明らかにする。 日本人における妊娠糖尿病と妊娠期の抑うつ傾向との関係が明らかになれば両者の予防や潜在的なハイリスク妊婦の早期発見を行うことができ、母子の生涯の健康に寄与できると考える。
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研究実績の概要 |
本研究課題は日本人女性における妊娠糖尿病と妊娠期抑うつ傾向との関係性を明らかにすることを目的としている。本研究は18歳以上の日本人妊婦を対象に妊娠期において3回(1回目:妊娠~妊娠14週、2回目:妊娠24~30週、3回目:妊娠34~35週)無記名Web式質問票を用いて調査を行う縦断的観察研究である。 初年度は、まず文献検討を行い妊娠糖尿病および妊娠期抑うつ傾向に関連する因子の抽出および調査に使用する既存の尺度の精査を行いWeb式質問票を作成した。質問票は人口統計学的情報、周産期に関わる情報、妊娠糖尿病の有無、抑うつ傾向の有無、ソーシャルサポートの状況、身体活動量より構成した。次に、フィールド開拓を行うとともに研究者が所属する施設ならびに研究協力が得られた調査実施対象施設の倫理審査委員会の承認を得て調査を実施した(調査実施対象施設は産婦人科診療ハイドラインにて推奨されている糖代謝異常スクリーニング法と診断基準を遵守している施設とした)。 既に調査実施対象施設において妊婦2500名に調査依頼書を配布している。1回目と2回目調査は回答の回収が終了し、得られたデータのデータクリーニングを行っている。また、現在3回目調査の回答を回収中である。 今後、1回目調査および2回目調査にて得られたデータを分析し、成果を関連学会に発表していく予定である。また、3回目調査における回答の回収が終了した後には、縦断的データの分析を行い最終的に論文としてまとめ公表していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初の予定では令和6年度~7年度にかけて調査を実施する予定であった。フィールドの開拓や研究協力施設との調整が順調に進み、当初の予定より早く調査を実施することができている。また、回答の回収も令和6年度前半には終了すると推測され予定よりも早い研究進捗状況である。
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今後の研究の推進方策 |
現在、研究進捗状況は順調である。引き続き研究実施計画に基づいて研究を進めていくとともに、関連学会に発表する準備を行っていく。
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