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退院後の小児がん患児をもつ親のレジリエンス向上のためのケアモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K10108
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

辻本 健  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10825285)

研究分担者 横山 由美  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30263700)
前田 貴彦  三重県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60345981)
平賀 紀子  茨城県立こども病院(小児医療・がん研究センター), 小児医療研究部門, 研究員 (40827581)
加藤 啓輔  茨城県立こども病院(小児医療・がん研究センター), 小児がん研究部門, 研究員 (40733118)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード小児がん / 親 / レジリエンス / PTSD / ケアモデル
研究開始時の研究の概要

小児がん患児をもつ親は、退院後に我が子の再発の可能性・将来の不安等、心理社会的問題を抱え、PTSD発症により養育に支障が出ることが明らかになっている。これまでの研究で、レジリエンスが高い親はPTSDになる可能性が低く、レジリエンスの体験は退院後または外来通院中が多いことが明らかになった。本研究では、レジリエンスを高める時期やプロセスを解明し、小児がん患児の両親のレジリエンスを高めPTSDを予防するケアモデルの開発を目的とする。

研究実績の概要

小児がん患児をもつ親は、退院後に我が子の再発の可能性・将来の不安等、心理社会的問題を抱え、PTSD発症により養育に支障が出ることが明らかになっている。申請者はこれまでの研究で、レジリエンスが高い親はPTSDになる可能性が低く、レジリエンスの体験は退院後または外来通院中が多いことを明らかにした。本研究では、レジリエンスを高める時期やプロ
セスを解明し、小児がん患児の両親のレジリエンスを高めPTSDを予防するケアモデル開発を目的としている。2023年度は、下記の通り、研究を行った。
1.質問紙調査の作成
小児がん患児の両親のレジリエンスの変化を明らかにするため、質問紙の作成を若手研究(日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 2019年4月 - 2024年3月・19K19679)で使用した質問紙をもとに研究者間で検討するとともに文献検討より必要項目を追加し洗練している。その際には、若手研究で明らかにした小児がん患児をもつ親のレジリエンスの概念「属性(4項目)」、「先行要件(6項目)」、「帰結(5項目)」をもとに検討した。
2.質問紙調査の配布施設の選定
対象者は、小児期(0~14歳)の退院後から1年以内で外来を受診している小児がん経験者の親200名を予定している。サンプリングは、日本小児がん研究グループ(JCCG)の治療を実施している関東と東海地方の病院の病院20施設を便宜的に選択する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度は、質問紙調査の作成、倫理員会申請、質問紙の配布をする計画であった。しかし、レジリエンスの変化の定義等が多様であり、質問紙調査を洗練する際に時間を要して、質問紙を完成するまでに至っていない。しかしながら、研究者間との検討や文献検討より必要事項は検討できたため、次年度の実施に有用な情報を得ることができたと考える。したがって、当初の計画よりやや遅れていると判断した。

今後の研究の推進方策

2024年度は、研究者間で検討した内容や文献検討より必要項目を追加し洗練した質問紙の作成、調査対象者の確保、配布、分析を行っていく予定である。これらの質問紙調査の実施に加えて、レジリエンスの変化に影響する時期及びその要因を面接調査によって明らかにするためのインタビューガイドを作成し、退院後の小児がん患児をもつ親のレジリエンス向上のためのケアモデルの開発を行っていく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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