研究課題/領域番号 |
23K10113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
松木 優子 (平谷優子) 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60552750)
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研究分担者 |
玉上 麻美 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40321137)
岡本 綾子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 特別研究員 (50934189)
川村 智行 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 客員准教授 (60271186)
西元 康世 四天王寺大学, 看護学部, 准教授 (60458015)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 1型糖尿病 / 思春期 / セルフケア / 妊娠 / 性教育 |
研究開始時の研究の概要 |
思春期の1型糖尿病患者の血糖管理は難しい.また,この時期は性教育が重要な時期である.そのため,従来から非計画妊娠を予防するためのセルフケア支援が行われてきたが,我々の研究結果より非計画妊娠は糖尿病患者の妊娠の40%を超えていた. これまで通りの医療職者目線の支援提供のみでは不十分な可能性が考えられるため,本研究では,妊娠・出産を経験した1型糖尿病女性に半構造化面接を実施し支援ニーズなどを確認して,当事者の視点から小児思春期1型糖尿病女性の非計画妊娠を予防するために必要なセルフケア支援を明らかにする.それを踏まえ,医療職者を対象とした調査を実施し新型コロナ禍でも実施可能な支援方法を検討する,
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研究実績の概要 |
本研究では,妊娠・出産を経験した1型糖尿病の女性(当事者)の視点から,小児思春期1型糖尿病の女性の非計画妊娠を予防するために必要なセルフケア支援を明らかにすることを目的とした. その事前準備のために,2022年度に実施した「1型糖尿病をもつ女性の妊娠に対する思いに関する文献レビュー」を2023年度に論文投稿し,日本糖尿病教育・看護学会誌に掲載された.本研究により,妊娠前の思いとして【妊娠・出産に不安を抱く】などの4カテゴリーが,妊娠中の思いとして【妊娠継続にネガティブになる】などの7カテゴリーが,出産後の思いとして【妊娠・出産を肯定的にとらえる】などの2カテゴリーが抽出され,1型糖尿病をもつ女性は妊娠に対し,前向きな思いと後ろ向きの思いの両方を併せもっていることや妊娠前から不安を抱えていることが明らかになった.看護師は,妊娠・出産を希望する女性が妊娠・出産に前向きに向き合えるような支援を妊娠前から継続して行うとともに,1型糖尿病をもつ女性が安心して妊娠を継続でき,出産に臨める環境を整える必要性が示唆された. また,2023年9月~2024年3月に,2病院の協力を得て,妊娠・出産を経験した39歳以下の1型糖尿病の女性11名に1時間程度の半構造化面接調査を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究対象者を,1型糖尿病の方の中でも,妊娠・出産を経験した女性としており,加えて,39歳以下と年齢の要件を設けているため,研究対象者を得ることが難しい状況にあった.しかし,共同研究者の協力もあり,妊娠・出産を経験した39歳以下の1型糖尿病の女性11名の協力を得ることができたため,おおむね計画通りに進展していると評価した.
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は妊娠・出産を経験した39歳以下の1型糖尿病の女性11名に半構造化面接調査を実施した.2024年度は分析を行う予定である.また,分析結果を踏まえて,医療職者などを対象とした調査を実施する予定である.
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