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産科医療看護者の子ども虐待発生予防実践力の向上をめざしたICT学習システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K10115
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関山口県立大学

研究代表者

唐田 順子  山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (60440012)

研究分担者 山田 和子  藍野大学, 医療保健学部, 教授 (10300922)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2025年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード子ども虐待 / 児童虐待 / 発生予防 / 産科医療機関 / 教育プログラム / 助産師・看護師 / 連携 / 学習教材 / 看護職者
研究開始時の研究の概要

子ども虐待死亡事例は0歳児が最も多く全体の約4~6割を占め、死亡事例検証が開始されてから現在までこの傾向は変わらず、継続して重要な課題である。課題の克服には産科医療機関と保健・福祉機関の連携・支援が必須である。そこで本科研では産科看護者の子ども虐待発生予防に向けた実践力の向上をめざし、以下の3本柱で研究を行う。1 )前科研で有用性の検証された教育プログラムを基礎に ICT教材を開発する。2 ) ICTを活用した「いつでもどこでも学べる場」の創造と教育の実践を行う。3 ) 上記の実践の有用性と課題を明確化し改訂版ICT学習システムを開発・普及する。

研究実績の概要

前科研で、2018-2019に4回実施した「妊娠・出産期からの子ども虐待発生予防研修」(開発教育プログラムの実施)時に調査した質的データについて分析し、これまでの科研で生成した『産科医療機関における「気になる親子」の発見から他機関との連携が発展するプロセス』の理論が臨床に適合していると評価できた。また、量的データからは、研修目標の達成得点が高く、①「気になる親子」の発見の視点の育成、②退院後の子育てを見極める長期的な視点の育成、③他機関理解の深化と相互補完性の認識強化、が達成された。「予防」という視点を取り入れ、産科医療機関の看護職者向けに内容を精選したことにより、理解が深められたと考える。教育プログラムの有用性が検証された。
以上の結果を受け、今年度は学習教材の開発に着手した。前科研の研修においては、事例によるグループ討議が、産科医療機関の役割について考えられ実践的な理解につながった。また、子ども虐待に関する基礎的な知識、例えば、子ども虐待の死亡事例では0歳児が最も多いこと等の知識が低い特徴もあったため、基礎的な知識を学習教材に組み入れる必要があることを確認した。前科研の研修で用いた事例を研究者2人で再検討を行い、複数の事例をピックアップした。今後は、この事例をどのように学習教材に加工するか検討を重ねていく。今年度実施できなかったオンライン学習会についても、今後オンラインでよいか否かを含め検討する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究代表者が学科長に就任したため多忙となり、研究会議の開催が1回しかもてなかった。

今後の研究の推進方策

今後は産科医療機関の看護職者向けの学習教材を作成する。主に、事例の学習教材の開発を行う。同時に、いつでもどこでも学べるツールとしてのe-learningを活用した学習コンテンツについても検討していく。また、教育内容の普及へ向けての方略を検討する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 母親からみた産後2週間健診のあり方2024

    • 著者名/発表者名
      谷野多見子、前馬理恵、山田和子
    • 学会等名
      第34回日本医学看護学教育学会学術学会(和歌山)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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