研究課題/領域番号 |
23K10123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 |
研究代表者 |
カルデナス 暁東 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (80434926)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | ボディイメージ / 膠原病 / SLE / 自己表現 / メイクアップ / 化粧 / 自己免疫疾患 / 適応 / ボディーイメージ / アサーティブ |
研究開始時の研究の概要 |
自己免疫疾患や皮膚疾患患者は疾患と治療に伴う外見上の変化の影響を受け,生活の質が大きく影響される。これまで,研究代表者は外見上の変化のある患者にアサーティブメイクを施し,QOLの向上や精神状態の改善,ストレスの軽減などにおける有効性を検証した。しかし,アサーティブメイクによる患者の『ボディイメージ』の再形成,精神状態の改善における効果の客観的な評価と,一般的な審美的メイクとの違いについては、明らかにされていない。そこで,本研究ではアサーティブメイクの患者の『ボディイメージ』の再形成と患者の精神状態,QOLの改善における有効性,一般的な審美的メイクとの違いを評価する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、病気や治療による外見上の変化が生じている膠原病成人期女性患者にアサーティブメイクおよび一般的審美的メイクを実施し、患者のボディイメージの再形成と患者の精神状態、QOLの改善の効果におけるアサーティブメイクの有効性と、一般的な審美的メイクによる効果の違いを評価することである。 ①20~65歳の膠原病の女性患者、②主治医が患者の皮膚状態などを踏まえ、本研究に参加することに支障がないと判断された方、③研究の主旨を理解し、研究参加に同意された方 を研究対象者としている。同じ対象者にアサーティブメイクと一般的審美的メイクを施し、個体による差をなくし、2種類のメイクの効果を評価できるようにした。また、並行群間比較より小さいサンプルサイズで質の高いデータを収集することができる利点もあるため、本研究ではクロスオーバー試験を用いる。「気分評価尺度(POMS-2)」「ボディイメージ・アセスメント・ツール(BIAT)」「生活の質尺度(SF-8)」「唾液アミラーゼ量(ニプロ(株)社製の唾液アミラーゼモニターセット)」「脳血流量の変化(株式会社NeUにより開発された携帯型脳活動計測装置製品名HOT-2000)」を用いて評価を行う。 文献検討を行い、作成した研究計画書等を(研究者が)所属大学および研究協力機関の研究倫理委員会による審査を受け、研究協力機関の研究倫理委員会の審査には予想以上に時間がかかってしまったが、両機関の承認が得られた。研究協力機関にて、研究対象者の募集を開始することとなった。本日時点では4名の患者より研究同意が得られた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年3月末に,研究協力機関を退職したため,部外者として研究倫理委員会の審査を受けることになり,書類提出等含め,予想以上に時間がかかったため.
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今後の研究の推進方策 |
研究倫理委員会の承認が得られ,対象者の募集が開始となっているため,今後,共同研究者(研究協力機関の医師,看護師)の協力を得て,対象者をさらに募集していく予定.また,研究者は本職に支障のないように,毎月計画的にデータ収集する時間を確保するようスケジュール調整を行う.
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