研究課題
基盤研究(C)
肥満の発症には、食事への過度な関心、過食などの食行動の偏りが関与しているとされており、小児でも同様である。前回、アイトラッキング(視線計測)法を用いることで、小児の無意識下での食物嗜好を簡便に評価する可能性を明らかにした。これらを活かして小児の食事療法を実施するためには、家族の協力が必要不可欠であり、小児とその家族の両者への食事への関心・食物嗜好の測定が必要だと考えた。そこで今回、アイトラッキングを用い、小児とその家族の無意識下での食事への関心と食物嗜好を明らかにし、肥満発症との関連について検討するとともに、肥満小児への食事指導の一助とする。