研究課題/領域番号 |
23K10137
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
高谷 恭子 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (40508587)
|
研究分担者 |
源田 美香 高知県立大学, 看護学部, 助教 (60849826)
畦地 博子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (80264985)
中野 綾美 高知県立大学, 看護学部, 教授 (90172361)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 心疾患 / 親子 / 移行 / 軌跡 / 医療地域連携 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究者が博士論文として取り組んだ研究成果や継続研究である成人先天性心疾患とともに生きる子どもと親の軌跡モデルの研究結果等を活用して、彼らの心疾患とともに生きる現実生活を連続線上に捉え、かつ、現実的な移行医療に貢献する支援プログラムとなることに意義がある。さらに、親子の軌跡に着目して浮き彫りになる成人期への移行医療に貢献すべく、医療と地域が連携できる新たなプログラム開発として、成人期移行を支える看護の在り方への示唆を得ることができる。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、成人期に移行する心疾患とともに生きる子どもと親の軌跡を支援する医療地域連携プログラムを開発することである。 令和5年度計画では、【目標1】として後天性心疾患の青年または思春期の子どもと親を対象とした面接調査と継続比較分析を行い、親子の相互作用に焦点を当て、彼らが辿る軌跡を明らかにすることを目的とした。さらに、【目標1】の結果と先行研究結果を比較検討して「成人期に移行する心疾患とともに生きる子どもと親の軌跡モデル」(以下、親子軌跡モデル)を作成し、彼らにかかわった経験のある医療専門職者や患者・家族会の代表者に、面接調査またはフォーカスグループインタビューを実施して、親子軌跡モデルの妥当性を検証することを目的とした。 川崎病に関する既存の研究を収集するとともに、川崎病に関連する学会や研修会に参加して新たな知見を得ながら、インタビューガイドの作成や研究依頼に向けた準備・アクセスの検討も並行して行った。しかし、病院施設や患者家族会への依頼に対する難しさがある現状が続いていること、また、インタビューガイドの洗練化において彼らの現実世界を明らかにする工夫に時間を要することとなった。そのため、後天性心疾患の対象疾患を拡大するなど研究計画の一部分を再考しながらも、現在、インタビューガイドのさらなる洗練化とともに、研究倫理審査委員会への受審に向けて引き続き取り組んでいる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
川崎病と共に生きる青年または思春期の子どもと親の体験世界をより理解し、インタビューガイドの洗練化、並びに、研究依頼施設や患者家族会への研究依頼に向けた準備・アクセスには十分な配慮を行うとともに、当初考えていた以上に拡大地域を検討する必要が明らかになったため、進捗状況として遅れが生じた。
|
今後の研究の推進方策 |
後天性心疾患として川崎病を中心としながらも川崎病に限定するのではなく、後天的な不整脈や心筋炎なども含めることによって研究の推進を図っていく。また、後天性心疾患のある青年または思春期の子どもと親に関わった経験のある医療専門職者や患者家族会の代表者へのフォーカスグループインタビューも並行して推進していく。
|