研究課題/領域番号 |
23K10143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
鈴木 健介 日本体育大学, 保健医療学部, 教授 (20732506)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | VR / 緊急時の対応 / 学校 / Virtual Reality / First responder / 仮想空間 / 養護教諭 |
研究開始時の研究の概要 |
学校管理下で発生した事故や災害時に、養護教諭による緊急度評価が求められる。しかし、養護教諭の多くが、緊急時の判断に対して困難と感じている。Virtual Reality(VR)を用いた教育は、医療従事者教育で検証され、従来の学習方法と比較して知識と技術の向上がみられたと報告されている。また、心肺蘇生法にVRを取り入れた研究では、トレーニングプログラムに対して効果的であると報告されている。 本研究ではVRを活用した緊急時の対応シミュレーションの開発を目的とした。養護教諭が行う緊急度評価の精度が向上し、学校管理下で事故や災害が発生した場合に、救命できる児童生徒が増えることが期待できる。
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研究実績の概要 |
令和5年度は、4月から9月にかけて養護教諭を対象にVR教材のニーズ調査を実施した。当初の計画では100名を対象とする予定であったが、実際には100名以上から回答が得られた。しかしながら、能登半島地震の影響により一部の回答の集計ができていない状況である。 集計が完了した分のデータからは、熱中症、アナフィラキシー、心肺停止、頭部外傷に加えて、痙攣(てんかん)のニーズが高いことが明らかになった。10月から3月にかけては、これらのニーズを踏まえてVR教材の作成を予定していたが、震災の影響により作成が遅れており、未完成となっている。 VR教材は、「観察者」と「補助者」の2つの視点で撮影する計画である。今後は、震災からの復旧を進めながら、可能な範囲でVR教材の作成を進めていく予定である。既存の頭部外傷を念頭に置いたVR教材を土台とし、新たに明らかになったニーズも取り入れながら、充実したVR教材の完成を目指したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
Virtual reality教材を作成しようと計画しようとしていた日程で、能登半島地震が発生し、その対応でキャンセルとなった。しかし、その対応から得た教訓を、教材に取り込む予定である。
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今後の研究の推進方策 |
5月中にアンケート集計を終わらせる 9月までにVR教材を作成する。 10-3月で講習会を実施する。
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