研究課題/領域番号 |
23K10163
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 西武文理大学 |
研究代表者 |
長坂 桂子 西武文理大学, 看護学部, 准教授 (70963370)
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研究分担者 |
浅野 浩子 武庫川女子大学, 看護学部, 准教授 (00794380)
成田 伸 自治医科大学, 看護学部, 教授 (20237605)
山田 加奈子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (90583740)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 助産師外来 / 妊娠初診 / 妊婦健診 / 包括的アセスメント / 包括スクリーニング / 高度実践看護 |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠初診時に、健康と生活の視点でリスクの把握と予防的介入ができることで、問題への対処方法を持ち合わせた子育てとなる。一方、把握が遅れると、対応が間に合わず、困難を抱えたまま子育てが始まる。今一番の課題は、いかに早く適切に、妊婦がかかえる状況をともに解決する状況を作れるかにあるといえ、その実装こそが課題である。本研究では、妊娠初診の妊婦健診機能を強化し、医師による診察と助産師による包括的なアセスメントを行い、包括ケアにつなげる妊婦健診体制の実装を目指す。包括アセスメントの場として、助産師外来を活用する仕組みを提案する。妊婦の安心、養育困難リスクの軽減、多職種連携を含むケア生産性向上が期待できる。
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研究実績の概要 |
妊娠初期に、健康と生活の視点で包括的にアセスメントし、リスクの把握ができることで、予防的介入が行え、問題への対処方法を持ち合わせたスムーズな子育てとなる。本研究では、妊娠初診の妊婦健診機能を強化し、医師による診察と助産師による包括的なアセスメントを行い、包括ケアにつなげる妊婦健診体制の実装を目指している。包括アセスメントの場として、助産師外来を活用する仕組みを提案する。 令和5年度は、【研究1】「妊娠初診時包括アセスメントでリスクを査定し支援計画につなげる方略及び、遠隔教育プログラムの開発」の期間であった。具体的には、文献検討及び研究分担者との討議を行い、臨床実践の情報収集を行い、評価方法、調査方法等を検討した。妊娠初診~妊娠初期の看護実践が母子の健康に与える影響を示した研究は少ない。包括的スクリーニングによりケアにつながった事例をあげ、その対応や妊産婦の身体心理社会的健康状態の変化を、丁寧に記述することに意味があることことを確認した。 令和6年度は、倫理委員会の承認を得たうえで、専門家インタビューを実施し、遠隔プログラムを完成させ、令和7年度に行う実証研究の準備を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和5年度は、【研究1】のプログラム開発までを行う予定であったが、準備に時間を要したため、完成までに至れなかった。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度に完成予定であった遠隔教育プログラム開発は、令和6年度に引き続き実施し、専門家会議を経て修正し、完成させる。令和6年度内に、プログラム参加者を募集し、【研究2】妊娠初診時に包括アセスメントでリスクを査定し支援計画につなげる方略の教育トレーニングの実施に着手する。
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