研究課題/領域番号 |
23K10166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
土田 千歳 新潟医療福祉大学, 看護学部, 助教 (60899615)
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研究分担者 |
杉崎 弘周 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (30612741)
山口 典子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (90465469)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 意図しない妊娠 / 避妊 / 家族計画 / ポジティブ・デビアンス / 教育プログラム / ポジティブ・デビエンス |
研究開始時の研究の概要 |
意図しない妊娠は少女や人権を脅かす深刻な問題であり、安全でない人工妊娠中絶による妊産婦死亡は後を絶たない。ドミニカ共和国は中南米諸国の中でも思春期妊娠が最も多く、意図しない妊娠による非合法の中絶が日常的に行われ、その著しい減少はみられていない。 本研究の目的は、ドミニカ共和国の思春期妊娠の多い環境において、避妊に成功している思春期女性に共通する行動(ポジティブ・デビアンス:PD)を明らかにし、避妊行動におけるPDアプローチの効果を検証することである。 PDアプローチを用いた避妊行動の教育プログラムの開発により、意図しない妊娠や安全でない中絶が回避され、リプロダクティブヘルスの向上が期待される。
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研究実績の概要 |
2023年度は、研究開始にあたりドミニカ共和国農村地域への現地視察、研究計画の再検討を行った。対象となる地域周辺にはバテイと呼ばれる隣国ハイチ共和国からの移民が多く生活する集落が点在しており、異なる言語や信仰、市民権取得の困難さや教育格差など、複雑な社会背景が避妊行動にも影響している。これらを鑑みて、研究協力者である現地NGOと、本研究の基盤となるポジティブ・デビアンス(PD)を明らかにするための研究対象地区の選定、プログラム実施時のキーとなるピア・サポーターの選出方法等を確認し研究計画についての修正を行った。また、思春期を含む妊産婦ケアに従事する産婦人科医らより、昨今の思春期妊娠の現状と課題を踏まえ、当該地域でのPDアプローチの実効性について検討した。これらの結果をもとに追加の研究計画を検討中であり、2024年度はPDの解明に着手する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現地視察、現地研究協力者との会議を実施するにあたり、現地との日程調整に時間を要した。予定よりも若干遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
持続的な避妊に成功している女性に共通した行動を分析しPDとして明らかにする。その後教育プログラムを開発し、避妊行動スキルのPDアプローチを検証する。
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