研究課題/領域番号 |
23K10192
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
安本 卓也 椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (50566099)
|
研究分担者 |
石井 篤子 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 特任助教(常勤) (10911266)
藤野 陽生 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 准教授 (20707343)
山本 知加 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 助教 (30581558)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 発達障害児 / 認知行動療法 / ティーチャートレーニング / ペアレントトレーニング / 保育者 / 感染予防行動 |
研究開始時の研究の概要 |
保育施設における感染予防について、これまでにも介入法の検討や、感染予防指導のためのマニュアル作成など、広く実施されているが、その効果は十分ではない。特に、発達障害のある子どもでは、感染予防行動の実施に困難を抱えることが報告されている。本研究では、発達障害支援の一環として広く行われているペアレント・トレーニング・プログラム(PT)を応用し、未診断の多い就学前の発達障害児やその疑いのある子どもたちに対して感染予防行動を指導する保育者(保育施設に勤務する保育士、保育教諭、幼稚園教諭、養護教諭、看護師)を対象とした感染予防行動支援のティーチャー・トレーニング・プログラム(TT)を開発し、その効果を検証する。
|
研究実績の概要 |
令和5年度については、発達障害児が新しい生活様式を獲得するための保育者用ティーチャートレーニング(以下TT)における実施プログラムの開発とフィールドの調整を実施した。実施プログラムについては、対象となる保育教諭の保育業務のスケジュールに合わせて実施時間を調整し、また遠隔でのプログラム実施が可能なシステムを構築するよう計画を修正している。フィールドとなる施設については、発達障害児を担当する保育教諭のいる施設を選定し、施設長と実施内容を調整した。また、COVID-19対策における感染予防行動については、感染状況の改善により、本研究の計画当初のように急な行動様式の変化が要求される状況にはなくなったため、平時にも般化が可能な手洗い行動に関連した行動問題に着目し、行動変容につながるTTプログラムを再度検討した。 令和6年度については、まず選定した1施設に所属する、発達障害児を担当する保育教諭10名を対象とし、TTプログラム実施し、評価をする予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19対策における感染予防行動について、感染状況の改善により、本研究の計画当初のように急な行動様式の変化が要求される状況にはなくなったためプログラムの修正を要したため、計画の進捗状況はやや遅れている。プログラムの修正により、平時にも般化が可能な手洗い行動に関連した行動問題に着目し、行動変容につながるTTプログラムを新たに検討している。
|
今後の研究の推進方策 |
令和6年度については、COVID-19の感染状況の改善により、本研究の計画当初のように急な行動様式の変化が要求される状況にはなくなったため、平時にも般化が可能な手洗い行動に関連した行動問題に着目し、行動変容につながるようTTプログラムを再検討しており、選定した1施設に所属する、発達障害児を担当する保育教諭10名を対象とし、プログラム実施し、評価をする予定である。 令和7年度については、対象施設を新たに追加し、得られた知見を元に成果発表をしていく。
|