研究課題/領域番号 |
23K10232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
達川 まどか 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (20849690)
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研究分担者 |
吉田 美由紀 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (80866442)
陶山 啓子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50214713)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 難聴高齢者 / 補聴器 / フレイル / 高齢者 / 加齢性難聴 |
研究開始時の研究の概要 |
聴覚は、言語及び思考、情動にも深く関わっておりコミュニケーション機能の中枢として極めて重要な感覚である。加齢に伴う難聴は、高齢者の生活の質に影響を及ぼす重大な健康問題である。難聴から生じる健康問題に対処するには、聴力を補助できる補聴器の利活用が有用である。 本研究では、補聴器の使用が、フレイルに関連する要因や高齢者の心理状態、フレイルがどのように変化したのか、前向き調査を行い、量的、質的に明らかにすることである。
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研究実績の概要 |
聴覚は、言語及び思考、情動にも深くかかわっておりコミュニケーション機能の中枢として極めて重要な感覚である。加齢に伴う難聴は、コミュニケーション障害、社会参加の阻害、認知機能低下等、要介護の前段階であるフレイルを引き起こし、高齢者の生活の質に影響を及ぼす重大な健康問題である。難聴から引き起こされるフレイルを予防するためには、聴力を補助できる補聴器の利活用が有用であると考えられるが、補聴器の使用状況がフレイルに影響を与えるのかは十分に明らかになっていない。 以上のことから本研究では、補聴器装用者を前向き調査し、補聴器の使用状況が、フレイルに関連する要因や高齢者の心理社会的状態、フレイルがどのように変化したのか量的、質的に明らかにする。そのことにより、加齢性難聴を有する高齢者のフレイル予防に向けた看護介入の示唆を得たいと考える。 今年度は、補聴器外来受診高齢者をリクルートし、追跡調査を開始したいと計画していたが、対象者のリクルートが当初計画していたより困難であった。 そのため、研究計画を一部変更し、補聴器装用高齢者対象に補聴器の使用実態の解明、および補聴器の装用状況とフレイルとの関連について検討することとした。補聴器装用高齢者を対象とした研究を行うため近隣にある補聴器専門店等と協議を重ね、研究協力の承諾を得ることができ、研究を実施する下準備を進めることができた。 次年度は実際に調査を進めていく予定である。 また、今年度は、補聴器外来受診高齢者を対象に補聴器選択から補聴器を装用した現在の生活における体験について、インタビュー調査を実施することができた。インタビュー調査については、今年度中にほぼ解析を終えることができたため、次年度は論文を作成し、関連学会に投稿する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究対象者リクルート、対象者数確保に困難が生じたため、研究計画を一部変更した。変更点としては、補聴器装用高齢者対象に補聴器の使用実態の解明、および補聴器の装用状況とフレイルとの関連について検討することとしたことである。 補聴器装用高齢者を対象とした研究を行うため近隣にある補聴器専門店等と協議を重ね、研究協力の承諾を得ることができ、研究を実施する下準備を進めることができた。 次年度は実際に調査を進めていく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
補聴器装用高齢者対象に質問紙調査を実施し、補聴器装用の実態解明、補聴器装用とフレイルとの関連について調査を実施する。 難聴高齢者対象にインタビュー調査を実施した内容について、関連学会で発表、論文投稿する。
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