研究課題/領域番号 |
23K10234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
高橋 仁美 福島県立医科大学, 保健科学部, 教授 (10883126)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 慢性呼吸器疾患 / 在宅酸素療法(HOT) / 身体活動性 |
研究開始時の研究の概要 |
HOTの導入は慢性呼吸不全患者を長期入院から解放し、在宅復帰を可能とした。しかし、HOT導入による身体活動性に与える影響については不明である。HOT導入により、身体活動性を向上させる可能性がある一方で、HOT機器の運搬に伴う移動や活動範囲の制限や外出時の鼻カニューレ装着への抵抗感によって身体活動性が低下することも考えられる。このように、慢性呼吸不全患者へのHOT導入による身体活動性への直接的な影響は明らかになっていない。HOT導入が身体活動性に与える影響を明らかにすることは、慢性呼吸器疾患者への適切な呼吸リハビリテーションの提供や、HOT機器の改良のための基盤として非常に重要となる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、HOT導入による身体活動量に与える影響を明らかにすることである。HOT導入は慢性呼吸不全患者を長期入院から解放し、在宅復帰を可能とした。しかし、HOT導入による身体活動性に与える影響については不明である。HOT導入により、低酸素血症を防ぎ呼吸困難が軽減されることで、身体活動性を向上させる可能性がる一方で、HOT機器の運搬に伴う移動や活動範囲の制限や外出時の鼻カニューレ装着への抵抗感によって身体活動性が低下することも考えられる。このように、慢性呼吸不全患者へのHOT導入による身体活動性への直接的な影響は明らかになっていない。COPDなどにおいては、身体活動性は生命予後に関連性が強いことが明らかになっており、HOT導入が身体活動性に与える影響を明らかにすることは、慢性呼吸呼吸器疾患への適切な呼吸リハビリテーションの提供やHOT機器の改良のための基盤として非常に重要となる。研究実施施設は全国の6施設を予定している。 研究デザインは前向き観察研究で、研究協力施設に通院する40歳以上のCOPD患者または特発性間質性肺炎患者を対象とする。HOT導入群と非HOT導入群を年齢、呼吸機能をHOT導入群とマッチングさせ、観察および検査を実施し、そのデータを本研究に利用する。 今年度はより有用な評価を行うために各評価項目の方法、信頼性の検討を行っている。また、各研究実施施設で倫理審査を行うとともに、施設内での実施体制の整備、対象者の選定について検討を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
多施設間にわたる研究のため、研究実施の調整に難航している。 各施設の倫理審査に時間を要しているため。
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今後の研究の推進方策 |
現在各研究施設での倫理審査に向けて準備している。 研究実施に向け対象者の募集、実施体制の整備を行っている。 2024年度には調査測定を開始しHOT導入群、非HOT導入群それぞれの身体活動量を測定する予定である。
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