研究課題/領域番号 |
23K10242
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
井上 幸子 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (90747528)
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研究分担者 |
頼藤 貴志 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (00452566)
廣田 智也 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (20832041)
井上 祐介 岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (60735497)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 地域移行 / 精神障害 / 居宅介護 / 訪問看護 / 地域包括ケアシステム |
研究開始時の研究の概要 |
精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築を目指すためには、精神障害者への在宅生活への移行支援において、病院、行政、福祉事業所、介護事業所等が提供する地域の様々な資源、および支援者の「連携」と「資源マネジメント」に着目する必要がある。さらに資源同士がつながり支援ネットワークを形成することで、精神障害者の地域生活におけるセーフティネットの役割を果たすことが重要である。病状や支援者などの環境にどのような特徴があるのか、インフォーマルな社会資源も含めてどのような支援や資源があれば在宅療養を継続できるのかについて要因を調査し、精神障害者にも対応できるケアシステムの特徴を研究的に明らかにする。
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研究実績の概要 |
今年度は全体の研究計画のなかでも在宅生活の支援に関わる介護職員を対象とした調査を実施し、訪問介護員が他機関・他職種と連携する場合の不安感や連携状況について調査した。気軽に相談できることは不安感を軽減することに関連していたが、カンファレンスの回数が多いことや専門的な意見を求める機会があることは、不安軽減には関連がなく、日頃から安心して話せる関係を構築することの重要性が示唆された。計画では、訪問看護師を対象にした調査を実施予定であり、次年度以降に調査を実施する。地域で生活する重度精神障害者の方を対象とした調査は、対象者のリクルートの段階でありデータ収集に至っていないため、次年度は実際に目標対象者数のリクルート、データ収集を実施する。その他に、既存データの整理は進んでおり、現在解析段階であるため継続予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
具体的な調査計画立案に際して事前に既存データの収集や分析を行っており、この過程で時間を要したため当初計画より遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
データ整理、分析の作業を推進することと、対象者のリクルートを重点的に実施する。分析作業については、研究補助人員を確保するなど作業を加速させるように工夫する必要がある。いくつかの作業を並行して推進できるように取り組む。
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