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若年層の自殺予防に必要な「助けを求める力」を醸成するためのロジック・モデルの検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K10247
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関健康科学大学

研究代表者

望月 宗一郎  健康科学大学, 看護学部, 教授 (30468227)

研究分担者 渡邉 美樹  健康科学大学, 看護学部, 講師 (30610381)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード自殺予防 / 若年層
研究開始時の研究の概要

本研究は、若年層が日常において解消すべきストレスに直面した際に周囲に助けを求める
力をいかに身に付けられるかを、中学生と高校生を対象としたアクション・リサーチの手法
で探索する。その結果を踏まえ、若年層の自殺を減らすために必要な要素(社会資源・施策
等)と当事者本人が自殺を回避する際の内的条件の両面を見据えた概念構造(原理)を整理
し、その原理に基づくロジック・モデルを検討する。

研究実績の概要

2023年度は、申請者がこれまで実施してきた研究成果を踏まえ、自殺を回避するためのリ
スク対処認識に関する項目を調査表に入れこみ実態調査を実施した。A町協力のもと、中学生300人を対象に自記)、同居家族の人数は本人を含めて4人家族が175人(63.2%)で最も多く、次いで3人家族が47人(17.0%)、6人家族が26人(9.4%)、5人家族が25人(9.0%)、2人家族が4人(1.4%)と続いた。
ここ2~3か月の回答者の気持ちについて「とてもよくある」から「まったくない」まで7件法で16項目質問したところ、「自分のまわりで起こっていることが『どうでもいい』と思うことがありますか?」という投げやりな放棄を意味する項目については「まったくない」「ほとんどない」を合わせて44.8%で、あった。これに比べ、「とてもよくある」「よくある」「たまにある」を合わせて半数近くに達した項目は、「不慣れな状況に『どうすればよいかわからない』と感じることがありますか?」が143人(51.6%)、「あなたは『自分はダメな人間だ』と思うことがありますか?」が137人(49.5%)、「なんとなく気持ちが落ち着かないことがありますか?」が136人(49.1%)、「学校に『行きたくない』と思うことがありますか?」が128人(46.2%)、「自分の考えがまとまらないことがありますか?」が124人(44.8%)、「『つらい』という気持ちになってしまうことがありますか?」が123人(44.4%)であった。
上記調査の実施のほか、直近この5年間に新たに掲載された先行文献を検討した。当初予定していた高校生への実態調査については、校長の承諾が得られず断念したが、概ね順調に進んでいる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初予定していた高校生への実態調査については、依頼予定の校長の承諾が得られず断念したが、概ね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

2024年度は、2023年度から引き続き、中学校、高等学校の生徒に対し実態調査を実施するとともに、年度後半においては、数名の中高生に対し質的調査を行う。得られた調査結果から、自殺予防の原理を追究する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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