研究課題/領域番号 |
23K10260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
末弘 理惠 大分大学, 医学部, 教授 (30336284)
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研究分担者 |
大野 夏稀 大分大学, 医学部, 助教 (20818596)
佐藤 昂太朗 大分大学, 医学部, 助手 (70963247)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 集中治療症候群 / PICS / 高齢患者 / 集中治療室 / QOL |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は重症疾患により集中治療を受けた後の高齢者がその人らしくよりよく生きるようQOL維持・向上し、集中治療症候群(Post Intensive Care Syndrome:PICS)を予防するケアプログラムの開発を目指す。集中治療をうける高齢者は平均寿命の延伸、医療・ケアの発展により増加傾向にあり集中治療後に要介護状態となる事例が散見される。集中治療後、身体・認知機能及びメンタルヘルスの障害を来すことをPICSという。研究では、高齢者のPICSの状態を治療前より退院後にかけて調査し、その結果に基づきPICS予防プログラムを専門家とともに検討立案する。PICSケアプログラムを実践し検証を行う。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は集中治療後の高齢者のQOLを維持・向上することを目指し、集中治療後症候群(post intensive care syndrome ; PICS)予防のケアプログラムを開発することである。重症疾患等で集中治療をうける高齢者は平均寿命および高齢化率の延伸に加え、医療・ケアの発展により増加傾向にある。一方、集中治療を受け生命は維持されたものの認知機能や歩行機能等の低下を来し、要介護状態に移行する高齢者が散見される。このような集中治療を受けた後の退院以後において身体機能、認知機能及びメンタルヘルス等の障害を来すことをPICSといい、まさに集中治療後の高齢者はPICSを生じていることが推察される。集中治療により生命を助けられた高齢者においても人生の終焉において健康で自分らしく生きたいと願っていると考える。このような高齢者の願いをかなえるべく、後期高齢患者において集中治療後症候群の予防ケアプログラムの開発をすすめている。 2023年度は初年度であり、文献検討を行った上で、第1段階である集中治療室で治療を受けた高齢者のPICSに関してカルテ調査を実施予定であった。調査内容については急性・重症患者看護専門看護師および集中ケア認定看護師に研究協力を得て協議する予定であった。しかしながら、現段階では、文献検討にとどまっている状況である。 2024年度においては、9月までにカルテ調査を行い、第2段階である集中治療を受ける患者のPICSの実態調査として、集中治療室に入室する患者の入室前・退室後・退院直前の状況をprospective studyとして実施予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2023年度より、所属組織において役割を担ったことより仕事量が増え、本研究に取り組むことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度においては、9月までにカルテ調査を実施する。そして、第2段階である集中治療を受ける患者のPICSの実態として、集中治療室に入室する患者の入室前・退室後・退院直前の状況をprospective studyとして調査を行う予定である。
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