研究課題/領域番号 |
23K10264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
長谷部 七重 愛知県立大学, 看護学部, 助教 (40963989)
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研究分担者 |
百瀬 由美子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (20262735)
藤野 あゆみ 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (00433227)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | アドバンス・ケア・プランニング / 意思決定支援 / 高齢者の子ども世代 / フォーカスグループインタビュー / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢・多死社会を迎えたわが国ではadvance care planning(ACP)が推進されているが、高齢者のACPを困難にする要因の一つに高齢者の話し合う相手である子ども世代のACPに対するレディネスの低さがある。本研究は、高齢者の子ども世代にあたる壮年期および中年期における①ACPのレディネスとレディネスに関連する要因との関係性の明確化②ACPのレディネスを向上させるための教育プログラムの開発を目的としている。研究は、①インタビュー調査による個別事例の把握②質問紙調査による壮年期および中年期のACPのレディネスとその関連要因の明確化③教育プログラムの作成・実施・評価の3段階で行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、高齢者の子ども世代における①アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:以下ACP)のレディネスとレディネスに関連する要因との関係性の明確化および②レディネスを向上させるための教育プログラムを開発を目的としている。 2023年度は、高齢者の子ども世代におけるACPのレディネスとレディネスに関連する要因との関係性を明確にするための第一段階として、インタビュー調査を実施した。インタビュー調査の方法として、計画当初は個別面接法を予定していたが、フォーカスグループインタビュー(focus group interview:以下FGI)に変更した。変更した理由としては、FGIにより社会的相互作用が生まれ豊富なデータが得られるとともに、新たな解決策を見いだすことが期待できること、また、個別面接法よりも研究参加者に与える緊張が少なく自発的な発言が促されると考えたためである。FGIを30~40代男女(1回6~7名)に対して計2回実施し、親世代とのACPに対する認識や実施状況について調査した。現在、ACP実施・非実施の状況とその影響要因について分析を進めている。また、FGIの前後で研究参加者の一部に、研究参加者間の相互作用によるACPに対する考え方や姿勢の変化がみられたため、それについては追加で分析を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
インタビュー調査は予定通り終了し、質問紙調査に向けたデータ分析に入っているため、おおむね順調に進展していると評価した。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、2023年度に引き続き高齢者の子ども世代におけるACPのレディネスとレディネスに関連する要因との関係性の明確化を目指す。インタビュー調査の分析結果をまとめ、結果の公表を行うとともに、分析結果を基盤に質問紙調査項目を作成し、調査を行う。
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