研究課題/領域番号 |
23K10266
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
徳田 幸代 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (40909719)
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研究分担者 |
高見 美保 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (50613204)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 介護医療院 / 認知症ケア / ケアモデル / 当事者主体 / 身体の整え / 生活の整え / 認知症高齢者 / 事例介入 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、介護医療院に則した認知症ケアとして、1つの認知症ケアモデル内に「身体の整え」と「暮らしの整え」へのアプローチを包含し、介護医療院で介護職と看護職が協働してケア提供できるケアモデルの開発を目的としている。認知症高齢者本人と家族及び看護師と介護士へのインタビューと文献検討に基づき「ケアモデルパイロット版」を作成し、パイロット版の妥当性を老人看護専門看護師へのフォーカスグループインタビューにより検討し「ケアモデル(案)」を作成する。その後「ケアモデル(案)」に基づくケア介入の実施と評価を行い、「介護医療院における新たな認知症ケアモデル」を作成する。
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研究実績の概要 |
介護医療院では、“生活支援”だけではなく“適切な医学的管理”も必要とする高齢者が、治療的関りを受けながら長期に「生活する場」である。しかし、認知症を有しながら複数の慢性疾患を抱えた後期高齢者をケアするに当たって、生活支援を基盤とする認知症ケアでは対応しきれない現状がある。そこで、本研究では介護医療院に則した認知症ケアとして「身体の整え」と「暮らしの整え」を両軸に持つ新たなケアモデルの開発を最終目標としている。 2023-2024年度は、認知症高齢者本人と家族及び看護師と介護士へのインタビューと文献検討に基づいた「ケアモデルパイロット版」の作成を到達目標としている。 2023年度は、文献検討より介護医療院におけるケア実態が明確ではないとの課題を抽出したことから、研究計画にアンケートによる実態調査を追加し実施した。関西圏の介護医療院にアンケート調査を依頼しデータ収集を進めている段階である。また、インタビュー調査に向けて研究協力施設の調整を並行して進めることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究開始時の計画ではインタビュー調査からのケアモデルパイロット版を予定していたが、ケア実態調査を追加したことから、所属機関の研究倫理審査委員会への申請書作成に時間を要してしまった。承認は得られたため、今後はスピードをあげてインタビュー調査を実施する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度はアンケート調査のデータ分析と並行して、インタビュー調査を実施予定である。データ収集においては、老人看護専門看護師2名の協力が得られる予定であり、研究協力施設の調整が済み次第データ収集を開始する。
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