研究課題/領域番号 |
23K10280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
桐明 あゆみ 久留米大学, 医学部, 教授 (20389498)
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研究分担者 |
原 頼子 久留米大学, 医学部, 教授 (60289501)
姫野 深雪 久留米大学, 医学部, 講師 (50352323)
河原田 康貴 久留米大学, 医学部, 講師 (70505669)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ユーザビリティ / エキスパートナース / テレナーシング / 腹膜透析 / 高齢者 / 家族 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではエキスパートナースによる妥当性の検証や訪問看護師のコンサルテーションニーズの把握を基に①PDを受ける高齢者に対するモニタリングとトリアージ②PDを受ける高齢者と家族に対する心理・教育的支援の提供③訪問看護師と基幹病院のPDに精通するエキスパートナースとのコンサルテーションを行うテレナーシングシステムを構築する。さらに、介入研究(RCTデザイン)を行い、構築したテレナーシングシステムの効果を明らかにする。
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研究実績の概要 |
研究1(2023年度):モニタリングを行うテレナーシングシステムの開発 研究デザイン:質問紙調査とフォーカスグループインタビューによる記述的研究 目的:モニタリングを行うテレナーシングの提供方法や内容の妥当性を明らかにする。 対象者 研究参加に同意が得られた腎不全看護のエキスパート(慢性疾患専門看護師、透析看護認定看護師)10名 調査内容:テレナーシングシステムで使用する①業者提供のネットシステムバイタルデータの自動取り込み機能つき)のユーザビリティ②モニタリングの項目③看護プロトコール:医師と協議し、異常時の目安(トリガーポイント)とその後の対応方法の明確化④家族に対するアセスメント項目(家族の介護者役割受け入れ状況、日常生活の状況、知識や技術)と家族システムアプローチ(家族の認知・感情・行動面に働きかける技術)を取り入れた教育的支援内容を作成する。 上記①~④までの調査項目について、文献検討を行い、質問紙を作成した。今後、少人数のエキスパートに質問紙調査を行い、その一致率で内容妥当性を確認する(Lynn,1986)。また、フォーカスグループインタビューも行う。これらの結果をもとに、提供するテレナーシングシステムのプロトコールを作成する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究組織の人員配置の変化があり、業務多忙にて十分な研究時間が確保できなかった。また、研究対象であるエキスパートナースも、COVID-19が5類感染症移行後の対応に追われ、業務多忙で研究協力を得ることが困難であったため、調査が進まなかった。今後は、研究者自身の業務を整理し、調査研究に着手できるようする。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に作成した、テレナーシングに関する質問紙調査を実施する。 また、それに加え、下記インタビュー調査を実施する。 研究2:研究デザイン:インタビュー調査による記述的デザイン 目的:テレナーシングで行う、看護師間のコンサルテーションに関するニーズを明らかにする。対象者:研究参加に同意が得られたPDケアに携わっている訪問看護ステーションで勤務する看護師20名程度 調査内容:①PDケアに関する、エキスパートナースに対するテレナーシングで行うコンサルテーションに関するニーズ 分析方法:訪問看護師のエキスパートナースに対するコンサルテーションに関するニーズを分析し、その結果を基にテレナーシングシステムを開発する。
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