研究課題/領域番号 |
23K10293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
森下 美佳 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 助教 (50916898)
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研究分担者 |
服部 園美 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (00438285)
宮井 信行 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (40295811)
丸岡 朋子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (40614409)
樫葉 雅人 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (00896988)
早川 博子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (30722897)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 地域住民 / セルフメディケーション / ヘルスリテラシー / ソーシャルサポート / 高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
慢性疾患中心の疾病構造に伴い、高齢者の病状管理と増悪予防のためのセルフケアが重要とされている。セルフケアの構成要素のひとつであるセルフメディケーションの推進が注目され、その能力を向上させるためにヘルスリテラシーが重要といわれている。新型コロナウイルス感染症の蔓延により、対人関係が減少し、周囲のサポートを受けることが困難な状況から、高齢者のヘルスリテラシーを正しく評価し、必要な支援を提供する必要がある。本研究は、セルフメディケーションを加味したヘルスリテラシー尺度を作成し、得られたデータの解析から必要な対象者に向けての支援プログラムを構築し、老年看護学の発展に貢献することを目的とする。
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研究実績の概要 |
申請者らは、これまでにセルフケア能力とソーシャルサポートとの関連について研究し、高齢者のセルフケア能力には、家族や友人からのソーシャルサポートが影響することを報告してきた。本研究では、地域住民を対象として、セルフケアの構成要素のひとつであるセルフメディケーションの推進のため、その概念を明らかにし、セルフメディケーション能力を測定する尺度の開発を行うこと、さらには、開発した尺度で得られたデータを用いて支援プログラムを構築し、老年看護学の発展に貢献することを目的とする。 今年度は、セルフメディケーションの概念を明らかにするため文献検討を行った。セルフケアに比べ、新しい概念であるセルフメディケーションに関する概念について検討された先行文献は多くみられず、構成概念について概念分析を行っている。既存の概念との類似性と相違点について精査し、セルフメディケーションの構成概念が定まるよう専門家会議を踏まえて取り組んでいく。 WHOの定義するセルフメディケーションは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は、自分で手当てすること」とされており、医療需要の増大をおさえつつ国民の健康寿命が延伸する社会の実現および個人の健康管理にかかる自発的な取り組みを促す重要な取り組みであると考えられる。自分自身で手当てするための医療・健康情報を活用する能力であるヘルスリテラシーとの関連も重要であるとされており、ソーシャルサポート、ヘルスリテラシーを加味したセルフメディケーションを測定する尺度の開発を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、これまで研究されてきたセルフケアと比べて、新しい概念であるセルフメディケーションを測定する尺度を開発することを目的としている。セルフケアの概念、定義について示された先行研究は散見されるが、セルフメディケーションに関する概念や定義について示された研究は多くみられない。セルフメディケーションの構成概念を明らかにするため、概念分析を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降、引き続きセルフメディケーションの概念分析を進めていき、類似の概念との相違点について精査し、構成概念が定まるよう専門家会議を踏まえて取り組んでいく。概念が明らかになり次第、セルフメディケーションを測定する尺度の原案作成に取り組み、計画にそって遂行できるように調整するとともに、必要に応じて計画を修正していくこととする。
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