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小児訪問看護師の教育プログラムの開発と評価-小児看護特有の看護実践に焦点を当てて-

研究課題

研究課題/領域番号 23K10298
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関人間総合科学大学

研究代表者

関川 久美子  人間総合科学大学, 保健医療学部, 教授 (30783435)

研究分担者 浜園 環  敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (60342226)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
キーワード小児訪問看護 / 訪問看護師 / 教育プログラム / 在宅療養児 / 教育 / 在宅看護
研究開始時の研究の概要

在宅医療において、小児患児は疾患や症状が多岐に渡り、年齢幅以上に発達幅が広く、全身的かつ広範な対応が求められ、訪問看護師は小児特有の知識やスキルの体得が困難であると示唆されている。さらに小児の在宅医療は、成人に比べて医療的ケアが多く重症度が高いため、小児看護の経験がないと小児との関わりが難しく、小児訪問看護に対する抵抗感が強いとされている。医療ニーズの高い小児に対する訪問看護師の在宅ケア実践の向上を目指した教育プログラムを開発・実践し、効果評価を行うことで訪問看護師の困難が解消され、訪問看護ステーション数の底上げが期待でき、医療ニーズの高い小児とその家族が安心して在宅生活を送る一助となる。

研究実績の概要

本研究の目的は、訪問看護師が在宅療養児や家族を支援するための実践力向上を目指した教育プログラムを開発・実践し、効果評価を行うことである。このプログラムは、在宅支援において小児特有の看護実践に焦点を当てた、訪問看護師への教育内容とする。
3年間の研究期間を通して、1)教育プログラムの作成と評価尺度の検討、倫理審査、研究協力者および講師の確保、2)教育プログラムの準備と実施、3)全データの統計分析・評価およびまとめ、成果を国内・国際学術誌に投稿・発表を行う予定である。
研究初年度の2023年度は、文献検討および研修会への参加等にて、小児特有の看護実践に必要な教育プログラムの作成と評価尺度を検討することであった。
2021年に研究者らが行った「在宅で療養する子どもを支援する看護師の困難と実践内容-訪問看護ステーションに勤務する看護師に焦点を当てて-」の基礎調査と小児訪問看護師および在宅療養児とその母親に関連する先行研究に基づき検討を行った。また、小児訪問看護師および家族看護の専門家へのヒアリングから参考となる情報の収集、日本国内における小児在宅医療の現状を把握するために、研修会に参加した。これらの結果より、小児特有の病態生理・医療的ケア技術と安全・家族支援・多職種連携の4つを柱とした教育プログラムを構築し、評価尺度の検討資料を作成することができた。また、倫理審査は現在審査中であり、研究協力者および講師依頼の準備を始めた。その他、「在宅療養児と家族を支援する訪問看護師の小児特有の実践力向上を考える」というテーマで研究紹介を雑誌に掲載することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度は訪問看護師への教育プログラムを実施するための基礎調査を行い、評価尺度の検討資料を作成することができた。研究協力者は予定人数を満たしていないため、継続して確保を行っている。講師についても依頼を継続している。また、研究者の所属機関の研究倫理審査委員会で現在審査中であり、研究実施はおおむね予定通りに進行している。

今後の研究の推進方策

2024年度より教育プログラム実施に向けて取り組んでいく。倫理審査での受審後、教育プログラムを実施する。実施に向けては、評価尺度の作成、ファシリテータの依頼、研究協力者や講師の決定を継続していく予定である。プログラム終了後は、全データの統計分析・評価およびまとめ、成果を国内・国際学術誌に投稿・発表を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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