研究課題/領域番号 |
23K10301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
白谷 佳恵 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40724943)
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研究分担者 |
嶋澤 順子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00331348)
水谷 真由美 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (10756729)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | smoking cessation / peer group / mutual interaction / smoking relaps / ICT based program / smoking relapse |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的はICTによる遠隔でのピア相互作用を用いた習慣的喫煙者及び近親者への対象特性別の断煙継続グループプログラムの開発と検証、地域社会への普及である。方法は文献検討、当事者インタビュー、アンケート調査等より考案したプログラムの骨子となる介入案について、パイロットスタディにより修正し開発するとともに、心理評価指標「卒煙に向けたニーズ評価尺度」(案)も同じく考案・検証し開発する。開発された暫定版プログラム(介入内容及び「卒煙に向けたニーズ評価尺度」(案))について複数グループへの介入研究により有効性を検証し、修正し確定する。次いで、喫煙コミュニティでの実装を重ね、地域社会への普及を図る。
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研究実績の概要 |
本研究では、習慣的喫煙者及び近親者を対象とし、断煙継続に向けたピア相互作用を活用したICTを用いた遠隔グループプログラムの開発と検証を目的とし、本年度は研究概要及びこれまでの研究成果のホームページ開設、心理評価指標(案)の作成にむけた文献検討、習慣的喫煙者へのインタビュー調査、禁煙試行経験のある喫煙者へのアンケートによる実態調査の計画であった。 習慣的喫煙者へのインタビュー調査では16人から語りを得て、喫煙の経験として【Expand one's world】【Unconscious attachment】【Attempts and failures】【Lose oneself】を、喫煙経験を踏まえた卒煙に向けたニーズとして【Empowerment from experts】【Peer interaction】【Social commitment】【Recovery of confidence】を記述した。 禁煙試行経験のある喫煙者へのアンケートは332人へ無記名自己回答により実施し、6か月以上の断煙の成否に関連する要因を検討した。断煙の成否には、ニコチンへの身体的依存、受動喫煙環境、周囲及び友人との関係性、喫煙行動の心理的依存等が関連していた。 心理評価指標(案)の作成にむけた文献検討は、上記の定性ならびに定量調査結果も踏まえ、30項目の「習慣的喫煙者における断煙にむけたニーズ評価尺度」原案を試作した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ホームページの掲載内容が十分定まらず開設が進まなかった。
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今後の研究の推進方策 |
ホームページ開設のための業者選定、掲載内容の骨子、各ページの内容を確定し、ホームページを開設する。そのうえで介入研究の参加者を募集する方策である。現在進行中のニーズベースで募集したグループについて、対象特性別を考慮して大々的に募集し、活動を拡大し介入研究の方向性を見定める。 同時に、「習慣的喫煙者における断煙にむけたニーズ評価尺度」の開発のための調査を進める。
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