研究課題/領域番号 |
23K10313
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
沖中 由美 岡山大学, 保健学域, 准教授 (50310892)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アドバンス・ケア・プランニング / 老い / 意思決定支援 / Quality of death / QOD / Quality of life / QOL / 高齢者 / 在宅ケア / 多職種連携 / アドバンス・ケア・プランニング(ACP) / エイジング/aging(老い) / Quality of death (QOD) / Quality of life (QOL) |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,高齢者に対するAdvance care planning(ACP)の実践によるケアモデルの構築を目指し,フレイルの状態にある高齢者の医療やケアの選択における決定因子は何か,ケア提供者が高齢者の医療やケアの選択においてどのように意思決定を支援しているのかについて明らかにすることを目的とする。 研究方法として,高齢者に対する面接調査とケア提供者に対する面接調査および参与観察を実施する。次に,面接調査の分析結果に基づいて,最期まで自分らしく「老いを生ききる」ためのACP実践型ケアモデルを検討し,質問紙調査票の作成,実施,分析を行う。これらの分析結果を統合し,ACP実践型ケアモデルを構築する。
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研究実績の概要 |
人生の最期まで,病気や障がいをもちながら自分らしく「老いを生ききる」ためには,どこで誰とどのように暮らし,どのような医療やケアを望むかを自らの意思で決定することが重要である。本研究は,高齢者に対するAdvance care planning(ACP)の実践によるケアモデルの構築を目指し,フレイルの状態にある高齢者の医療やケアの選択における決定因子は何か,ケア提供者が高齢者の医療やケアの選択においてどのように意思決定を支援しているのかについて明らかにすることを目的としている。 研究方法として,まずは高齢者に対する面接調査とケア提供者に対する面接調査および参与観察を実施し,面接調査の分析結果に基づいて,最期まで自分らしく「老いを生ききる」ためのACP実践型ケアモデルを検討する。次に,質問紙調査票の作成,実施,分析を行い,これらの分析結果を統合し,ACP実践型ケアモデルを構築する計画である。2023年度は,ACPにかかわっている多職種のケア提供者に対する面接調査を実施する準備を進めた。2023年度から2024年度にかけての研究計画では,医療やケアの選択において,高齢者が誰とどこでどのように老いを生きたいのかを決定する因子を明らかにするために,虚弱な状態にある高齢者に対する面接調査を実施すること,ケア提供者が医療やケアの選択において高齢者の思いや考えをどのように引き出しケアに活かしているのかを明らかにするために,ケア提供者に対する面接調査および参与観察を実施することとしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初の予定では,虚弱な状態にある高齢者に対する面接調査を実施する予定であったが,研究実施にあたり高齢者への依頼とデータ収集方法を慎重に検討するなかで,まずは虚弱な状態にある高齢者に日常的に直接かかわり合いのある多職種のケア提供者に対する面接調査を実施する計画に変更した。そのため当初の予定より遅れることとなった。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画通り,2023年度から2024年度にかけて高齢者およびケア提供者に対する面接調査を実施する計画である。まずは虚弱な状態にある高齢者に直接的にかかわり合いのある多職種のケア提供者に対して研究参加を依頼し面接調査を実施する。
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