研究課題/領域番号 |
23K10321
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 名桜大学 |
研究代表者 |
溝口 広紀 名桜大学, 健康科学部, 助手 (90823873)
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研究分担者 |
大城 凌子 名桜大学, 健康科学部, 教授 (80461672)
永田 美和子 名桜大学, 健康科学部, 教授 (50369344)
田場 真由美 名桜大学, 健康科学部, 教授 (90326512)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高齢者 / 地域とつながらない / 孤立傾向 / 社会的孤立 |
研究開始時の研究の概要 |
2019年、沖縄県も超高齢社会に突入し、独居高齢者世帯も急増している(内閣府,2021)。『孤独死』ゼロを目指した街づくりが提言される(厚労省,2007)一方で、地域とのつながりや関係性が希薄な高齢者への介入は難しい。さらに、コロナ禍に関連し、様々な地域活動・集いの場の休止が余儀なくされ、高齢者の社会的孤立問題は深刻化している。アフターコロナにおけるつながりの再構築は急務である。本研究では、研究者らが継続している地域の公民館での健康支援活動を拠点に、地域とつながらない高齢者への支援の現状と課題に関する面接調査を行い、住み慣れた地域の強みと沖縄の相互扶助文化を活かした『結モデル』を提示する。
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研究実績の概要 |
2019年、沖縄県も超高齢社会に突入し、独居高齢者世帯も急増している(内閣府,2021)。『孤独死』ゼロを目指した街づくりが提言される(厚労省,2007)一方で、地域とのつながりや関係性が希薄な高齢者への介入は難しい。さらに、コロナ禍に関連し、様々な地域活動・集いの場の休止が余儀なくされ、高齢者の社会的孤立問題は深刻化している。アフターコロナにおけるつながりの再構築は急務である。本研究では、研究者らが継続している地域の公民館での健康支援活動を拠点に、地域とつながらない高齢者への支援の現状と課題に関する面接調査を行い、住み慣れた地域の強みと沖縄の相互扶助文化を活かした『結モデル』を提示する。 令和5年度は、共同研究者とともに定期的なミーティングの機会を設定し、第1段階として、沖縄の文化とケアのつながり、国内外における高齢者の孤立の現状と対策に関する文献検討を行った。文献検討においては、各文献の対象者および研究方法,分析の焦点,沖縄の文化がどのようにケアに活かされているのか,今後の課題について検討を行った。また、研究代表者のこれまでの研究結果および、その後の研究の動向の整理を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね計画通りに進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、文献検討の結果をもとに第1段階の面接調査を実施する予定である。対象となる地区の区民(区に加入している住民、区には加入していないが自治会に加入している住民、区・自治会どちらにも加入していない住民)約20名を対象に半構造化面接調査を行うことで、対象地区の住民の特性等を明らかにする。また、第2段階として対象地区の高齢者支援を行っている支援者約20名に半構造化面接調査を行う計画である。その後、第1段階および第2段階の結果をもとに、地域とつながらず社会的に孤立した高齢者を取り巻く支援者や関連機関を交えて、奏功した事例や課題について検討することで、地域や住民の強みを活かした『結モデル』を協働で構築する。
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