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看護職が創るコミュニティケアモデル【日本版ビュートゾルフ】の構築とその介入効果

研究課題

研究課題/領域番号 23K10335
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関福岡看護大学

研究代表者

小島 美里  福岡看護大学, 看護学部, 助教 (00842585)

研究分担者 宮園 真美  福岡看護大学, 看護学部, 教授 (10432907)
吉田 大悟  福岡看護大学, 看護学部, 准教授 (10596828)
角森 輝美  福岡看護大学, 看護学部, 教授 (20807101)
加峯 奈々  福岡看護大学, 看護学部, 助手 (40842563)
エルダトン サイモン  新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (30512066)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2026年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードコミュニティケアモデル / 地域包括ケア / 開業看護職
研究開始時の研究の概要

看護職はこれまで何らかの組織に雇用され、その中で業務に従事して看護を提供してきたが、多様化・個別化する看護ニーズに対応する必要が生じてきた。既存の保健医療福祉システムでは手が届かない部分があると気づき、独立して起業する看護職が増加している。海外では既に、起業看護職による地域ケアが展開されて成果を出している。そこで、本研究では、我が国において、起業看護職がコミュニティ(地域)で、持続可能な看護を展開するための可能性を探求することを目指し、既存の被雇用看護職では不可能であった多様化・個別化する看護ニーズに対応するコミュニティケアモデル【日本版ビュートゾルフ】を構築し、その介入効果を明らかにする。

研究実績の概要

本研究の目的は、看護職を主軸としたわが国におけるコミュニティケアモデルを構築し、その介入効果を明らかにすることである。この目的を5年間で達成するために、次の5段階の計画を立てている。計画1.資料調査(海外文献、国内文献、出版物、報告書、webサイト)、計画2.国内のベストプラクティス実践者を対象としたヒアリング及び全国の開業看護職を対象としたアンケート調査(目的は、国内における看護サービスの構成要素を明らかにすることである)、計画3.(仮)コミュニティケアモデルの構築、計画4.パイロットスタディの実施および評価、計画5.(仮)コミュニティケアモデルの修正、修正後のモデルを用いた介入と効果の検証。具体的な研究活動は以下の通りである。研究テーマに関連する先行研究、文献、資料の収集に取り組んだ結果として、1.先行研究を分析し、「地域包括ケアを担う看護職の役割に関する文献検討」としてまとめ、紀要に掲載された。2.2020年に開業看護職を対象として実施したアンケート調査の結果を分析して、「地域で開業する看護職のコンピテンシー~事業化能力の特性~」の原著論文としてまとめ、研究会誌に掲載された。また、ニュージーランド出身でもある看護大学教員に対して、ニュージーランドのコミュニティケアに関するヒアリングを実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究は以下の5段階の計画を立てている。計画1.資料調査(海外文献、国内文献、出版物、報告書、webサイト)は、令和5年度中に2本の論文としてまとめた。計画2.国内のベストプラクティス実践者を対象としたヒアリング及び全国の開業看護職を対象としたアンケート調査(目的は、国内における看護サービスの構成要素を明らかにすることである)は、現在研究計画書を作成中であることから、進捗はやや遅れている。海外のコミュニティケアモデルに関する文献が、オランダ語やスウェーデン語のものもあり、収集に時間を要していることが原因と考えられる。計画2の修了後は、計画3~計画5を実施していく。計画3.(仮)コミュニティケアモデルの構築、計画4.パイロットスタディの実施および評価、計画5.(仮)コミュニティケアモデルの修正、修正後のモデルを用いた介入と効果の検証。今年度より参加していただいた研究分担者がネイティブでもあることから、海外文献の収集が順調に進むと考えられる。

今後の研究の推進方策

令和6年度は、1~5を実施する計画である。1.海外のコミュニティケアモデルに関する文献を収集し、モデルの構成要素を抽出する、2.研究計画書の作成:国内のベストプラクティスの実践者にヒアリングを実施し海外モデルと国内実践の比較を行う。3.その結果から質問紙調査の質問項目を抽出する。4.全国の開業看護職を対象にアンケート調査を実施する。アンケート調査の対象者は、2020年度のアンケート調査の対象者に数十名追加できる予定である。アンケート調査の目的は、国内の開業看護職が提供している看護サービスの構成要素を明らかにすることである。5.引き続き平行して、資料収集、文献収集、国内のベストプラクティスの収集を行っていく。以上の研究の成果は、所属する学会での発表を計画している。令和7年度以降は、以下の計画3~計画5を実施する:計画3.(仮)コミュニティケアモデルの構築、計画4.パイロットスタディの実施および評価、計画5.(仮)コミュニティケアモデルの修正、修正後のモデルを用いた介入と効果の検証。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 地域包括ケアを担う看護職の役割に関する文献検討2024

    • 著者名/発表者名
      小島美里、宮園真美
    • 雑誌名

      看護と口腔医療

      巻: 7 ページ: 32-38

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 地域で開業する看護職のコンピテンシー~事業化能力の特性~2024

    • 著者名/発表者名
      小島美里、依田明子、宮﨑紀枝
    • 雑誌名

      開業保健師研究

      巻: 5

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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