研究課題/領域番号 |
23K10345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
渡辺 陽子 (半田陽子) 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 准教授 (20364119)
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研究分担者 |
久米 真代 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (70438266)
加藤 泰子 兵庫医科大学, 看護学部, 准教授 (70510866)
中垣 和子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 講師 (90420760)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 認知症看護 / 日常倫理 / アクションリサーチ / 疾患の回復過程 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,アクションリサーチという手法を用いて,「日常倫理に基づいた生活援助」をキーワードとして研究者と実践者とが協働し,実践現場における認知症ケアの変化を目指す。 協力施設の看護スタッフとともに定期的な学修会を行い,認知症看護について共に考え,日常倫理に基づいた日常生活援助実施に向けた課題の抽出や,課題解決に向けた取り組みを実践する。併存疾患の回復過程にある認知症高齢者に対して日常倫理に基づいた食事や排泄,移動などの生活援助を実践することで,疾患の早期回復や認知機能・身体機能の維持改善を図るとともに,医療機関における質の高い認知症ケア実践に向けた体制の構築を目指していきたい。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、実践者と研究者が協働しながら「日常倫理に基づいた生活援助」についてともに考え、援助を実践する上での課題抽出や解決に向けた取り組みを実践・評価していくことで、認知症ケアの質の向上と同時に、スタッフの認知症ケアに対する困難感や負担感の軽減を図っていくことである。2023年度は、次のことを行った。 ①文献レビュー:国内における医療機関での認知症ケア実践に関する文献レビューを行った。治療が優先される環境では認知症ケアの優先順位が低くなること、身体拘束で安全を守るという雰囲気があること、ケアする側のスタッフも認知症患者のケアに負担感を感じていることなどが報告されていた。 ②研究協力施設の選定:広島県内にあり、認知症看護認定看護師が在籍している医療機関に対して研究協力の依頼を行った。現時点では協力の同意が得られた施設はないため、次年度も引き続き依頼を行っていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、認知症看護認定看護師が勤務している医療機関での研究の実施を予定しているが、研究協力の得られる施設の選定に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、認知症高齢者の日常倫理に関する文献レビュー(スコーピングレビュー)を行う。広島県内で、認知症看護認定看護師が勤務している医療機関に対して研究依頼を行い、協力施設を確保する。共同研究者との研究会議を行い、研究計画を立案する。
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