研究課題/領域番号 |
23K10359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 人間環境大学 |
研究代表者 |
篠崎 惠美子 人間環境大学, 看護学部, 教授 (50434577)
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研究分担者 |
為永 義憲 人間環境大学, 看護学部, 助教 (10802639)
伊藤 千晴 人間環境大学, 看護学部, 教授 (20434574)
藤井 徹也 豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (50275153)
栗田 愛 人間環境大学, 看護学部, 講師 (50759149)
山口 直己 豊橋創造大学, 保健医療学部, 准教授 (70434579)
奥村 茂夫 人間環境大学, 看護学部, 助教 (80849414)
佐々木 詩子 人間環境大学, 看護学部, 講師 (90814286)
坂 亮輔 人間環境大学, 看護学部, 講師 (70849372)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 訪問看護師 / 遠隔支援プラットフォーム / AI Glasses / アセスメント / 遠隔支援 / NPENシステム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、経験の浅い訪問看護師(N)に対して、経験豊かな訪問看護師(EN)が遠隔地から教育・支援することを可能とする遠隔支援プラットフォームN to P with EN(NPEN)システムを構築する。NPENシステムは、AI・ICTを活用した①AIGlasses、②HoloLens活用教育システム③AIによる呼吸音・心音の解析システムを遠隔支援プラットフォームに搭載し、セルフサポート機能、遠隔支援機能、教育機能がある。訪問看護師が状況に応じて必要なシステムを選択し、活用することで遠隔支援を受けることが可能となり、アセスメント力強化となり、一人で判断すること・ケアすることの不安解消につながる。
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研究実績の概要 |
本研究は、経験の浅い訪問看護師(N)に対して、経験豊かな訪問看護師(EN)が遠隔地から教育・支援することを可能とする遠隔支援プラットフォームN to P with EN(NPEN)システムを構築することである。 このNPENシステムは、AI・ICTを活用した①AI Glasses②HoloLens活用教育システム③AIによる呼吸音・心音の解析システムを遠隔支援プラットフォームに搭載したもので、セルフサポート機能、遠隔支援機能、教育機能がある。 2023年度は、①Physical Glassesの改善点を抽出すること、電子聴診器で聴取した音の共有可能なシステムについて検討した。実際に訪問看護師に使用していただいて明らかになった改善点として、Physical Glassesの重さや長時間使用する際の熱についての課題が抽出された。また、電子聴診器について、当初予定していた電子聴診器が製造中止となるため、現在は、新たな録音が可能となる聴診器のシステムを検討している。② HoloLens活用については、HoloLensでの検討を進めていたが、ここ数年で販売中止となる情報を得たた。そのため、様々なデバイスを模索するため、急遽学会(ICN)や企業(Hologate、株式会社WARK)との複数回にわたる情報交換を行い、Vision Pro(Apple)を活用する方向で検討した。③AIによる情報解析システムのため、電子聴診器の解析システムに必要なデータ等を収集する予定であったが、電子聴診器の製造中止のため、現在この作業は中止している。訪問看護師への調査として、AI Glassesのパソコン画面に表示する「訪問看護師が必要とする過去の情報」や、標準システムに搭載する内容などを、広く訪問看護師と意見交換している。またホームページを開設し、広く情報公開・意見交換するシステムを制作した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、経験の浅い訪問看護師(N)に対して、経験豊かな訪問看護師(EN)が遠隔地から教育・支援することを可能とする遠隔支援プラットフォームN to P with EN(NPEN)システムの構築を目指しているが、このNPENシステムは、AI・ICTを活用した①AI Glasses②HoloLens活用教育システム③AIによる呼吸音・心音の解析システムを遠隔支援プラットフォームに搭載したもので、セルフサポート機能、遠隔支援機能、教育機能がある。 2023年度は、①Physical Glassesの改善点を抽出すること、電子聴診器で聴取した音の共有可能なシステムについて検討し、電子聴診器での音の共有システムを検討していたが、電子聴診器について、当初予定していた電子聴診器が製造中止となるため、現在は、新たな録音が可能となる聴診器のシステムを検討している。そのため、予定よりやや遅れている。② HoloLens活用については、HoloLensでの検討を進めていたが、ここ数年で販売中止となる情報を得たた。そのため、様々なデバイスを模索するため、急遽学会(ICN)や企業(Hologate、株式会社WARK)との複数回にわたる情報交換を行い、Vision Pro(Apple)を活用する方向で検討した。Vision Proについては、日本においてはまだ発売前のため、検討はしているが、やや計画より遅れている。③AIによる情報解析システムのため、電子聴診器の解析システムに必要なデータ等を収集する予定であったが、電子聴診器の製造中止のため、現在この作業は中止している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は①②AI Glasses・HoloLens活用の開発として、AI Glassesを完成させる。2023年度に明らかになった課題を改善したAI Glassesを完成させる。さらに、Hololensの代用品としてVision Proを購入し、また電子聴診器の代用品を最終決定し、連動システムを搭載したものを試作する。適宜、Dr.Mignonneauら、先駆的にAIやインタラクティブシステムを構築している海外の研究者との会議を設け確認する。③AIによる呼吸音・心音解析システムにむけて、呼吸音・心音を収集する。また収集したデータを元にAI解析システムを構築する。 これらを実現するために、システム開発に関する企業および他分野の研究者との意見交換や専門知識の提供を受ける。特にシステム開発を実際に発注する業者の選定を慎重に行い、限られた予算での構築を目指す。
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