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手指巧緻性と成功失敗要因から検証する高齢者に適した点眼支援

研究課題

研究課題/領域番号 23K10363
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

工藤 大祐  武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (10880271)

研究分担者 徳重 あつ子  武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (30555644)
片山 恵  武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (60295772)
岩崎 幸恵  武庫川女子大学, 看護学部, 講師 (10635626)
野呂 影勇  早稲田大学, 人間科学学術院, 名誉教授 (70122851)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード点眼動作 / 高齢者 / 手指巧緻性 / スクイズ力
研究開始時の研究の概要

点眼は眼科領域特有の治療法である。看護師は在宅でも点眼が行えるよう患者に点眼指導を行っているが、高齢患者は点眼を失敗していることが多い。高齢者では手指巧緻性が低下し、点眼容器から薬剤を適切な位置で1滴滴下することが困難になっていると考えられる。点眼時における手指巧緻性に着目し点眼の成功・失敗の傾向を知ることができれば、点眼指導として支援が可能であるが、高齢者の手指巧緻性に着目し点眼の成功・失敗の傾向は明らかになっていない。
そこで本研究は、点眼時における高齢者の手指巧緻性の視点で点眼の成功・失敗の傾向を分析し、高齢者の看護支援への示唆を得ることを目的とした。

研究実績の概要

点眼は眼科領域特有の治療法である。看護師は、在宅でも点眼が行えるよう点眼指導を行っている。しかし、高齢患者では点眼を失敗していることが多い。高齢者は加齢に伴い、身体機能や関節の柔軟性が低下することが明らかになっており、手関節や手指動作の柔軟性、巧緻性の低下、適切な位置で手を固定し点眼容器から薬剤を1滴滴下する力(スクイズ力)が困難になっていると考えられる。以上のことから、本研究では点眼時における高齢者の手指巧緻性の視点で点眼の成功・失敗の傾向を分析し、高齢者の看護支援への示唆を得ることを目的とした。
本研究では、対象者の動作を比較するため、二つの異なる年代の対象者を選定することを計画した。
2023年度は、健康成人の男女を研究対象とし、対象者のリクルートを行った。現在健康成人を対象としたデータ収集を行っている。収集したデータは、基礎データ、点眼動作(体幹・上肢の動作、手指の動作)および点眼時のスクイズ力である。
収集したデータに関して、点眼動作は撮影した動画より、動作解析ソフトを用いて動作解析を行っている。また、スクイズ力は測定したデータをグラフ化し、点眼動作の動画を観察しながら分析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新型コロナウイルス感染症が感染症法の5類に変更となり、感染対策を行いながら、研究対象者のリクルートを行った。当初より計画していた健康成人の実験およびデータ収集を行うことができており、おおむね順調に研究が遂行できている。

今後の研究の推進方策

2023年度では、健康成人を対象とした実験およびデータ収集を行っているが、成人女性のデータが主であり、男女比に偏りがあった。2024年度では、健康成人(男性)の実験およびデータ収集も併せて行っていく。また、2024年度は健康な高齢者を対象とした実験およびデータ収集を計画しているため、研究対象者のリクルートも行っていく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 点眼の失敗を軽減するためのコンサルティングシステムの開発2023

    • 著者名/発表者名
      工藤大祐 戸上英憲 徳重あつ子 野呂影勇
    • 学会等名
      第44回日本人間工学会 九州・沖縄支部大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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