研究課題/領域番号 |
23K10368
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
湯本 淑江 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00755184)
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研究分担者 |
緒方 泰子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (60361416)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 認知症終末期 / 苦痛症状 / 指標 / 客観的評価 / テクノロジー / 認知症 / 終末期 / 苦痛指標 / テクノロジー活用 / 最適化 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者が策定した認知症終末期苦痛尺度は、苦痛を網羅的に示したものである。本研究では、この尺度がより高い精度で最適に使用されていく方法の確立を目指す。そのため、既存の尺度で使用されていたような死後に終末期の様子を長期間遡って想起する評価方法ではなく、終末期患者の経過に沿って定期的に尺度を用いて状態評価を行う。また、表情や睡眠パターンと苦痛尺度との関連性を検討することで苦痛の存在について、観察などの主観的な手段のみに頼らず、テクノロジーや生体指標を用いた客観的で簡便な方法の活用の可能性を探る。
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研究実績の概要 |
本研究では申請者が策定した認知症終末期苦痛項目群をより高い精度で最適に使用されていく方法の確立を目指す。既存の尺度で主に使用されている「認知症患者の死後に終末期の様子を長期間遡って関係者が想起する評価方法」ではなく、終末期患者の経過に沿って項目群を使用した定期的な状態評価と、機械学習などのテクノロジーや生体指標を用い客観的で簡便な方法の活用の可能性を探る。2023年度は使用を予定している認知症終末期苦痛項目群の論文化を行った。公表過程を通じて、項目の精度を高めることができるとともに、公表により、広く項目群の使用が可能となる。また、苦痛を計測する上で、最適で、現場で測定に用いやすいテクノロジーや生体指標、その協力者、調査協力施設の探索と検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
調査に使用する認知症終末期苦痛項目群の公表作業のため
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今後の研究の推進方策 |
2024年度に、認知症終末期患者の生体反応やサインを計測するための機器やテクノロジーの選定・協力者の決定・調達、予備調査の準備(協力施設1施設の確保、倫理審査の受審)を行う予定である。倫理審査の承認が降り次第、予備調査を行う。予備調査は、ベースライン調査(患者の基本的属性、苦痛状態の情報収集)から、最初のデータ収集ポイント(例えば、ベースライン調査から3週間後;発生イベントの有無の調査・苦痛症状項目群への回答など)まで行う。予備調査では、機器やテクノロジーの使用状況についても評価を行う。
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