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炎症性腸疾患患者の病状と身体活動量の関連-生活習慣病に着目した患者・家族支援―

研究課題

研究課題/領域番号 23K10372
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関九州大学

研究代表者

相星 香  九州大学, 医学研究院, 助教 (90894634)

研究分担者 後藤 健一  九州大学, 医学研究院, 教授 (30549887)
藤岡 審  九州大学, 大学病院, 助教 (90814400)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード炎症性腸疾患 / 生活習慣病 / 潰瘍性大腸炎 / クローン病 / 生活の質 / 疾患活動性 / 患者 / 家族支援 / 身体活動量
研究開始時の研究の概要

近年、肥満が炎症性腸疾患の治療反応性に影響を与えること、運動が炎症性腸疾患の疾患活動性を抑制することが報告されており、身体活動量の増加は肥満を含む生活習慣病の改善を介して、炎症性腸疾患患者の生活の質や予後改善をもたらす可能性がある。
運動を含む生活習慣の改善は患者だけでなく家族も含めて取り組め、看護が支援できる余地も大きいと考える。
本研究では身体活動量が炎症性腸疾患患者の生活の質や疾患活動性に与える影響について生活習慣病との関連に着目して検討を行い、患者教育プログラムの開発を目指す。

研究実績の概要

<実施概要>
炎症性腸疾患は一般的に10代後半から30代後半に好発するが、中高年の発症も珍しくない。また、疾患の特徴として生命予後が比較的良好で経過が長いことや高齢化の影響で、有病者は次第に高齢層に移行している。近年、肥満が炎症性腸疾患の治療反応性に影響を与えること、運動が炎症性腸疾患の疾患活動性を抑制することが報告されており、身体活動量の増加は肥満を含む生活習慣病の改善を介して、炎症性腸疾患患者の生活の質や予後改善をもたらす可能性がある。
本研究では身体活動量が炎症性腸疾患患者の生活の質や疾患活動性に与える影響について生活習慣病との関連に着目して検討を行い、患者教育プログラムの開発を目指している。
令和5年度は第一段階として、炎症性腸疾患患者の生活習慣病の実態を把握するために、倫理審査委員会の承認を得て、後ろ向きの診療録調査を実施した。
<実施の詳細>
対象医療機関において、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)患者の診療録の後ろ向き調査を実施している。対象者は対象期間内(過去3年間)に該当科外来を受診した40歳以上の患者とした。年齢等の属性、疾患名、治療内容、各種検査データ等を収集後、最終的に分析対象とする患者については、個々の診療録をふまえて決定する。収集したデータについては、来年度に分析、成果報告を進める予定である。本研究によって炎症性腸疾患の疾患活動性に関与する生活習慣病のパラメータを抽出したいと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

所属機関の倫理審査委員会の承認を受けるまでに当初の見込みよりも時間を要した。
承認後、診療録から収集したデータを概観したところ、最終的に分析対象とする患者の選定に際しては、一部のデータについては個別に診療録を確認した上で判断することが望ましいことが明らかとなった。そのため、その確認作業に時間を要している。
また、本研究の研究計画は大きく第一~第三段階で構成されているが、現状をふまえて研究計画の変更も検討している。

今後の研究の推進方策

次年度は今年度の研究の現状をふまえて研究計画の変更を予定している。
今後は第ニ段階で実施予定だった質問紙調査も並行して実施する予定であり、研究分担者と今後の推進方策について十分に検討した上で、研究を遂行する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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