研究課題/領域番号 |
23K10377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
荒木 さおり 島根県立大学, 看護栄養学部, 助教 (00839243)
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研究分担者 |
岡安 誠子 島根県立大学, 看護栄養学部, 教授 (30346712)
梶谷 みゆき 島根県立大学, 看護栄養学部, 教授 (00280131)
林 健司 島根県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (10462037)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | MCI / 早期発見 / 地域 / 生活モニタリング / 指標 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、MCI早期発見のための「地域版MCI生活モニタリング指標」を開発することである。モニタリングの視点を明らかにするために、訪問看護師によるMCI早期発見の実態を明らかにし、内容分析を実施することで「地域版MCI生活モニタリング指標」(案)を作成する。内容分析から得られた視点を既存の認知機能評価尺度とも照らして指標の構造化を試みる。また得られた視点が真にMCI早期発見に寄与し得るかについて専門家パネルとともに検討することで妥当性を高める。それらの結果を系統的レビューおよびデルファイ法を用いて有用性を検証し、「地域版MCI生活モニタリング指標」を開発する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、MCI早期発見のための「地域版MCI生活モニタリング指標」を開発することである。モニタリングの視点を明らかにするために、訪問看護師によるMCI早期発見の実態を明らかにし、内容分析を実施することで「地域版MCI生活モニタリング指標」(案)を作成する。内容分析から得られた視点を既存の認知機能評価尺度とも照らして指標の構造化を試みる。また得られた視点が真にMCI早期発見に寄与し得るかについて専門家パネルとともに検討することで妥当性を高める。それらの結果を系統的レビューおよびデルファイ法を用いて有用性を検証し、「地域版MCI生活モニタリング指標」を開発する。 2023年度は、「国内外における軽度認知障害の早期発見に関する研究の動向 」について文献検討を実施し、学会発表した。さらに、研究1(「訪問看護師によるMCI早期発見の実態調査」)の前段階として「看護師による軽度認知障害および認知症の早期発見のための観察に関する文献検討」を実施し、現在、論文化を進めている。文献検討において明らかとなった観察の視点を、研究1における参加観察およびインタビューに反映させながら、訪問看護師5名を対象にデータ収集を行った。現在、得られたデータの分析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
訪問看護事業所において、研究課題への関心とニーズが高く、研究協力者の選定がスムーズに行えた。しかし、データ収集の日程調整と得られたデータの逐語化に時間を要し、分析を2023年度内に終えることが出来ていない。進捗状況は「やや遅れている」と判断する。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、研究1の結果からモニタリング指標(案)を作成し、既存の認知機能評価尺度とも照らして指標(案)の構造化を図る。さらに専門家パネル(老人看護専門看護師・認知症看護認定看護師)の協力を得て内容や文書表現について助言を得る。その後、完成したモニタリング指標(案)について、訪問看護師を対象にデルファイ法を用いて「現場で観察指標として活用できるか」について回答を得て指標を完成させる。
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