研究課題/領域番号 |
23K10386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
杉山 希美 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (10527766)
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研究分担者 |
表 志津子 金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)
岡本 理恵 金沢大学, 保健学系, 准教授 (50303285)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 育児 / 介護 / ダブルケア / 複数役割 / 実態調査 / ダブルケアラー / 育児と介護 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国では晩婚化の進行によって育児と親の介護を同時に担う者(以下、ダブルケアラー)の増加が予測されているが、十分な実態把握及び支援体制の構築はできていない。申請者らが実施した質的研究では女性ダブルケアラーは、育児と介護のケア役割を同時に担うことで役割葛藤が生じ、家族の関係性に関する悩みを抱えるも、伝統的価値観の中で誰にも相談できない現実を抱えていた。本研究では実態調査を行い、女性ダブルケアラーの負担感や関連要因を量的に捉えるとともに、現行の支援体系において地域包括支援センターが女性ダブルケアラーをどのように把握し支援につなげているのかを明らかにする。
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研究実績の概要 |
わが国では、急速な少子高齢化に加え、女性の晩婚化や晩婚化の進行がみられる。このような社会背景から、育児と親の介護を同時に担う者(以下、ダブルケアラー)の増加が予測されている。ダブルケアラーの育児と介護の負担感は、「育児のみ」あるいは「介護のみ」を行う者と比較して男女とも高いことが報告されている。しかし、わが国のダブルケアラーの負担の実態は数量的に得られていないのが実情である。また、支援者がダブルケアラーを十分に把握できていない可能性や、地域での支援体制の構築ができていない可能性もある。以上より、本研究は、ダブルケアラーの負担感や関連要因を量的に捉えるとともに、現行の支援体制において地域包括支援センターがダブルケアラーをどのように把握し支援につなげているのかを明らかにすることを目的としている。 令和5年度は、質問票のベースとなる先行研究の結果をまとめた。質的研究の分析の結果、日本人女性ダブルケアラーは、【育児と介護の両方を自分の役割として受け入れる】、【母親の役割を果たせていない】、【子どもと祖父母に支えられる】、【介護の負担を誰にも相談できない】、【ケアだけではない生き方に気づく】経験をしていたことが明らかになった。 当初の計画では、令和5年度中に質問票原案を作成し、その内容を検討したうえでプレテストの実施を予定していたが、質問票の完成に至らなかった。令和6年度は、文献検討を行い、質問項目を精選したうえで、2つの質問票(ダブルケアラー用、支援者用)を作成予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究の先行研究となる科研課題をまとめ、論文投稿する準備に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
質問票を作成後、倫理審査を受け、調査を実施予定である。
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