• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

認知症ケアにおけるケアリング関係を実現可能にするケイパビリティを用いた戦略の構築

研究課題

研究課題/領域番号 23K10388
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関椙山女学園大学

研究代表者

小松 美砂  椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (00362335)

研究分担者 早川 正祐  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 特任准教授 (60587765)
井上 千秋  椙山女学園大学, 看護学部, 助教 (40891015)
川上 將  椙山女学園大学, 看護学部, 助手 (10964710)
池俣 志帆  椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (00527765)
大西 範和  三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (20176952)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード高齢者 / 認知症 / ケアリング / 看護
研究開始時の研究の概要

看護職者および介護職者へのアンケート調査・インタビューを実施し,認知症高齢者とケアリング関係を形成するプロセスを明確化し比較分析する。それらの結果についてケイパビリティを活用して分析し,ケアリング実践・ケアリング関係の形成における内的・外的側面の課題を明確化する。また,認知症看護認定看護師が実践している対応や対策についてアンケートおよびインタビューを行い,一部の施設で実際に部分的に導入し,それらの実現可能性について検討する。それら全ての結果からケアリング関係を実現可能にするための最終的な戦略を構築する。

研究実績の概要

本研究チームは認知症ケアにおけるケアリングに着目し,先行研究において看護職者が認知症ケアにやりがいや達成感を感じ,ケアを通して認知症高齢者から得る体験をしていたことを明らかにした(小松ら, 2017)。また,認知症高齢者と看護職者間の関係性を示す相補的なケアリングモデルを開発した(Komatsu et al., 2021)。
さらに,看護・介護職者が用いるケアリング・アプローチの検証を行う中で,ケア提供者はケアリングの意義を認識しつつも,環境等の理由により実践できないことを,自身の責任ととらえる傾向があることが明らかになった。
この点に関して,これまでにケアリング・アプローチに関する実践項目等を抽出し,3病院4病棟において看護職者と介護職者を対象としたアクション・リサーチを通して,実施前後のアンケートや,実施後のインタビュー調査を行っている。
現在、本研究課題の1つ目の目的である「認知症ケアにおいて看護職者および介護職者が認知症高齢者とケアリング関係を形成するプロセスを明確化する」ため,2021~2022年に行ったアンケートおよびインタビュー調査の結果を分析している段階である。これらの分析結果をふまえて,認知症高齢者とケアリング関係を形成するプロセスを明確化し,2つ目の研究目的である「認知症ケアにおいて看護職者および介護職者がケアリングを実践する際に生じる環境的課題をケイパビリティの視点から分析する」ために、現在準備を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2021~2022年のアクションリサーチにおいてケアリングを実践した看護職者へのアンケート調査・インタビュー結果の分析に時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

進捗状況としてはやや遅れているが,特に課題には直面していないため,作業を進め,遅れを取り戻すよう尽力する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi