研究課題/領域番号 |
23K10392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 大阪人間科学大学 |
研究代表者 |
木下 亮平 大阪人間科学大学, 保健医療学部, 講師 (40881503)
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研究分担者 |
宮口 英樹 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (00290552)
大浦 智子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, チームリーダー (10581663)
石附 智奈美 広島大学, 医系科学研究科(保), 講師 (50326435)
有久 勝彦 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 准教授 (90711359)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 危険予知 / リスク予測能力 / VR / 転倒予防 / リスク評価 / スタッフ教育 |
研究開始時の研究の概要 |
医療・福祉・介護専門職の危険予知能力を高めるために危険予知トレーニング(KYT)が各施設で導入され、教育効果を定量的に測定できるTime Pressure-Kiken Yochi Training 効果測定システム(TP-KYT)が活用され始めてきた。しかし、TP-KYTはリスク場面にイラストを使用しているため、臨床で経験する患者の動きや立体感・距離感のリアリティが不足しているという課題があった。本研究では、Virtual Reality(VR)技術を応用したVR-KYTの開発と、VR-KYTを使用して危険を予知する方略を視線動向の観点から解明する。
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研究実績の概要 |
本研究は、1)医療従事者のリスク予測能力を定量化するVirtual Reality-Kiken Yochi Training効果測定システム(以下、VR-KYT)の開発、2)医療従事者が危険を予知する方略を視線追跡型VRを使用して解明することを目的としている。したがって、臨床場面と類似した仮想現実の場面を用いて、リスク予測能力を定量化し、医療従事者の臨床判断を可視化することを目指している。 令和5年度は、リスク場面設定および動画撮影に関連する研究を中心に行った。まず、リスク場面を設定する条件を検討のために、リスク予測能力の定量化に用いられている24項目を質的帰納的に分析した。分析に関与した者は作業療法士の経験が10年以上であった。その結果、14のコードに集約され、「患者の能力」、「物的環境」、「人的環境」の3つのカテゴリに集約された。さらに、これらのカテゴリを含めた予備撮影を実施した結果、リアルな臨床場面を再現するするためには、VR機器の解像度や視野角が大きく影響していることがわかった。VR機器の性能に合わせて動画撮影するために、撮影時のカメラの高さ(1.5m・1.7m)や、対象物までの距離(1.0m・1.5m・2.0m)を探索しながら検討を重ねた。しかしながら、当初購入予定としていた視線追跡型VR機器が製造中止となり、予定としていた視線解析ソフトも使用できないため、現在他の機器や視線解析の方法を検討中であり視線追跡型VR機器が決定次第、VR動画を完成させる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
予定していた視線追跡型VR機器が製造中止となり、関連するVRの視線解析ソフトも研究に活用できないため、新たにVR機器の選定および、VRの視線解析の方法の確認作業に時間を要していることが理由である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、新たなVR機器の選定のためにユーザビリティをデモ機で確認し、選定したVR機器からの視線分析データの抽出方法・解析方法を再確立するために識者からの情報収集を行い、研究環境が整い次第、VR-KYTを完成させる予定である。
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