研究課題/領域番号 |
23K10403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
岩永 竜一郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (40305389)
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研究分担者 |
徳永 瑛子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (10710436)
山西 葉子 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 助教 (30423627)
伊藤 祐子 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (60289973)
加藤 寿宏 関西医科大学, リハビリテーション学部, 教授 (80214386)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 発達障害 / スクリーニング / 協調運動 / 検査 / 子ども / 認知 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、これまで研究代表者らが作成した協調運動、言語、視覚認知、対人関係、行動に関する検査項目を元に早期発見に役立つ発達スクリーニング検査を開発する。そして、その検査の全国の一般児童のデータを収集し、下位領域、標準値を設定し、標準化をはかる。更に、発達障害児のデータも収集し、検査の信頼性、妥当性、スクリーニング精度を分析する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、これまで研究代表者らが作成した協調運動、言語、視覚認知、対人関係、行動に関する検査項目を元に早期発見に役立つ発達スクリーニング検査を開発することである。 2023年度は、協調運動、言語、視覚認知、対人関係、行動に関する検査試作版(検査試作版)を作成し、一般児及び発達障害児のデータを収集した。まず、これまでの研究に基づき37項目の検査試試作1版を作成した。そして、3-10歳の定型発達児、発達障害児に検査試作版を実施した。 その結果、定型発達児187名、発達障害児30名のデータを収集できた。年齢と各項目スコアの相関分析では、「ペク入れ」、「線上歩行」、「正中線交差」には有意な相関(p<0.05)が見られなかった。一方、それら以外の34項目において、有意な相関(p<0.05)が認められた。また、定型発達児と発達障害児のスコアの差を分析したところ、23項目に有意差(p<0.05)、4項目に有意傾向(p<0.1)が認められた。「パズル」は発達障害児のスコアの方が高くなった。 ほとんどの検査項目はスコアが年齢との間に相関が認められ、27項目は定型発達群と発達障害群の間でスコアの有意差が認められ、発達障害児をスクリーニングできる項目が多く含まれている可能性が示唆された。ただし、年齢とスコアとの相関、定型発達群と発達障害児群でスコアがなかった「ペグ入れ」、定型発達群よりも発達障害群の方がスコアが高かった「パズル」を検査項目から除外することが望ましいと考えられた。よって、「ペク入れ」、「パズル」を除いた35項目で検査試作2版を構成することとした.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度の研究計画で掲げていた検査の試案を作成することは達成できた。また、計画にあげていた定型発達児100名、発達障害児50名のデータ収集については、発達障害児のデータが30名にとどまった。但し、検査のスコアと年齢の相関、定型発達群と発達障害群のスコアの差の分析は実施できた。よって、おおむね順調に進展していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、検査試作2版を用いて、引き続き定型発達児と発達障害児のデータを収集する。そして、それらのデータを分析し、検査項目を更に減らす。そして、探索的因子分析、確認的因子分析を行う。
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