研究課題/領域番号 |
23K10408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
積山 和加子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 准教授 (20613011)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2027年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 腎臓リハビリテーション / 血液透析 / 慢性腎臓病 / 予後 |
研究開始時の研究の概要 |
透析患者の運動機能は同年代の健常者と比べ5割程度まで低下しており,高齢化や透析期間の長期化によりさらに運動機能が低下しやすい。近年,透析中の運動療法の有効性が報告されるようになった。しかし,運動療法により一時的に運動機能が改善しても長期的に維持することは難しいと考えられる。 そこで,本研究では透析中の運動療法介入後のフォローアップ評価の指標や再介入の効果等について検討を行う。
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研究実績の概要 |
透析患者の運動機能は同年代の健常者と比べ5割程度まで低下しており、高齢化や透析期間の長期化によりさらに運動機能が低下しやすい。近年、透析中の運動療法の有効性が数多く報告されるようになり、腎臓リハビリテーションガイドライン(日本腎臓リハ学会,2018)においても、透析患者に対する運動療法は「強く推奨する」と提言している。また、本邦の透析医療の特徴として、高齢透析患者の増加や透析実施期間の長期化等が挙げられる。そのため、一時的な運動療法介入による運動機能の改善効果だけでなく、長期的な予後を改善させるためには運動療法介入後のフォローアップ評価と再介入の基準や時期の検討が必要である。 そこで、本研究では透析患者の長期予後を改善させるために透析中の運動療法介入後のフォローアップ評価と再介入の基準や時期について検討を行う。対象者は外来維持透析患者で独歩または歩行補助具を使用して10m歩行が可能な者とした。対象者には本研究の目的を説明して書面にて同意を得た。今年度は本研究対象者の選定、透析中の運動療法介入前評価および透析中の運動療法を実施した。運動療法は透析開始から1時間以上経過し、循環動態が安定していることを確認してから実施した。運動療法の内容は、腎臓リハビリテーションガイドライン(日本腎臓リハ学会,2018)を参考に自転車エルゴメーター、レジスタンストレーニング等を行った。 介入期間は6ヶ月とし,Baseline時に比べ運動療法介入後、介入以降のフォローアップ評価において各評価項目の改善が認められるかについて、現在対象者を募って検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍において、対象者の選定や評価・介入開始が遅れる結果となった。
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今後の研究の推進方策 |
感染予防対策を行った上で引き続き対象者を募り、評価および透析中の運動療法を実施予定とする。運動療法介入終了者については、半年ごとのフォローアップ評価を引き続き実施していく。
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