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脳卒中後の神経回路再編と機能回復に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K10454
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

大渡 昭彦  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (30295282)

研究分担者 下堂薗 恵  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (30325782)
吉田 輝  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (40347109)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードマイクロダイアリシス / 運動機能回復 / 脳梗塞モデル / 運動条件 / 簡易脳波計 / マイクロダイアリシス法 / 神経伝達物質 / 神経栄養因子
研究開始時の研究の概要

中枢神経障害の治療現場では限られた時間でより大きな効果を上げることが期待されている。リハビリテーション医療の効率化の推進、つまり、運動の質に関する研究が求められている。しかしながら、実験動物を使用して運動の質に関する研究を行うことは、これまでほとんど行われてこなかった。本研究は運動の質を視点として行われる基礎研究であり、根拠に基づいたリハビリテーション医療を実現することが期待できる。

研究実績の概要

本研究では、運動学習や機能向上を効果的に促進する、最適な運動刺激や物理的な刺激を、主に脳内物質(神経伝達物質や神経栄養因子、それらのレセプターなど)を指標として明らかにすることを目的としている。また、脳梗塞モデルラットを用いることで、脳損傷後の機能回復にも応用でき、根拠に基づいた臨床の実践に貢献できる。
今年度は運動刺激や物理的な刺激が変化することにより、脳の活動量にどのような変化を与えるかを臨床的に確認するため、簡易的なNIRS(近赤外分光法)の機器と簡易脳波計を使用して基礎的なデータ収集を行った。特に脳梗塞モデルラットの機能回復に、生活環境の違いが影響を与えるという報告があることから、運動条件が脳の活動にどのような影響を与えるかを確認した。具体的な運動条件の違いとしては、輪投げゲームを個人で個別に行い得点を競う場合と、複数の対象者が集まって集団で輪投げゲームを行うこととした。結果は個別運動よりも集団運動の方が脳の活動量は有意に高くなっており、より刺激的な運動条件を確認できた。今回の結果は、高齢者に対して行われている介護予防事業でどのようなサービスが効果的であるかを考える上でも参考にでき、運動における集団性が果たす役割が高いことを示している。しかし、今回の結果を基礎実験にどのように応用するかが課題となっており、今後このような条件の違いが主に脳のどの部位に影響を与えているかを検証できるように研究を進めていきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

動物実験施設の移動や実験室の環境変化や、コロナ禍で大学院生等の実験に携わる人員不足で進捗状況に支障が出ている。

今後の研究の推進方策

コロナ禍の影響も一段落つき、担当する新たな大学院生も入学予定なので今後の研究が行いやすくなる予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Empirical study on the effectiveness of online groups using a mobile health application for middle-aged and older adults to continue exercising2023

    • 著者名/発表者名
      Tabira Kento、Ohwatashi Akihiko
    • 雑誌名

      J Phys Ther Sci

      巻: 35 号: 5 ページ: 346-350

    • DOI

      10.1589/jpts.35.346

    • ISSN
      0915-5287, 2187-5626
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 重度脳性麻痺患者における多周波数生体電気インピーダンス法を用いた栄養評価と臨床転帰の関連性2023

    • 著者名/発表者名
      矢野 望夢, 大渡 昭彦, 岩下 大志
    • 学会等名
      日本リハビリテーション栄養学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 地域在住高齢者の保健事業と介護予防の役場と大学の一体的な取り組み報告2023

    • 著者名/発表者名
      松田史代、牧迫飛雄馬、大渡昭彦、大栄恵
    • 学会等名
      第33回日本老年医学会九州地方会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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