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神経筋疾患患者のコミュニケーション障害に対する支持的・緩和的リハビリテーションの意義解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K10471
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立神経病院(臨床研究室)

研究代表者

早乙女 貴子  地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立神経病院(臨床研究室), リハビリテーション科, 医師 (50797173)

研究分担者 野島 正寛  東京大学, 医科学研究所, 准教授 (00457699)
木田 耕太  地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立神経病院(臨床研究室), 脳神経内科, 医師 (30626601)
清水 俊夫  地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立神経病院(臨床研究室), 脳神経内科, 医師 (50466207)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードコミュニケーション / リハビリテーション / 筋萎縮性側索硬化症 / 多系統萎縮症 / 緩和ケア / 神経筋疾患 / コミュニケーション障害
研究開始時の研究の概要

当院の筋萎縮性側索硬化症(ALS)・多系統萎縮症(MSA)の患者を対象に、①過去に当院の緩和ケアチームで回診した患者の障害像やコミュニケーションに用いていたAACを調査し基礎情報を収集後、②患者の構音障害・用いる補助・代替コミュニケーション(AAC:Augmentative & Alternative Communications)の種類と情報収集及びQOL評価を横断的に行い基礎情報を取得、③②に基づき、縦断的研究を行い、構音障害とコミュニケーション手段の変化がQOLに与える影響を明らかにする。これによりコミュニケーション支援が神経筋疾患の支持的・緩和的リハビリテーション(Supportive and Palliative rehabilitation)として有効な手段であるかを検証する。

研究実績の概要

神経筋疾患患者の構音障害は、コミュニケーション能力とQOL(quality of life)に影響を与えることが先行研究で報告されている。
本研究では筋萎縮性側索硬化症(ALS)と多系統萎縮症(MSA)患者の構音障害とコミュニケーション支援、そして支援内容によるQOLの変化を定量的に評価し、コミュニケーション支援が支持的・緩和的リハビリ治療として有効であるかを検証することである。
今年度は、当院の緩和ケアチームの対象患者のコミュニケーション方法と、当科で診療したALSとMSA患者がどの程度構音障害を合併していたかについて、ベースラインデータを得るために、1)過去に当院緩和ケアチームで診療を行った患者と2)当科でリハビリテーション診療を行ったALSとMSA患者のうち、構音障害を呈した患者の割合や、構音障害の程度、コミュニケーション方法をに関する2つの後方視的調査を立案し、倫理委員会で承認後、データ収集を開始している。
また2024年度以降に立案を予定している、ALS、MSA患者のコミュニケーション支援に関する前向き研究の準備として、使用する予定の備品と、電子機器やコミュニケーション支援に用いるアプリケーションについて検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当院緩和ケアチームで診療を行った患者及び当科でリハビリテーション診療を行ったALSとMSA患者に対する、2つの後方視的調査のデータ収集が遅れているため。

今後の研究の推進方策

初年度に終えられなかった、後方視的研究に関するデータ収集を行い、解析を進める。また2024年度の研究計画とした、ALS・MSA患者群へのコミュニケーション支援に関する前向き調査について、評価項目や実施方法を検討し、研究計画を立案する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 【筋萎縮性側索硬化症(ALS)への多彩な連携とリハビリテーション医療】ALSにおける栄養と摂食嚥下リハビリテーション2024

    • 著者名/発表者名
      早乙女貴子
    • 雑誌名

      Journal of Clinical Rehabilitation

      巻: 33 ページ: 135-141

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 当院ALS/MNDセンターにおけるリハビリテーション科の関わり2023

    • 著者名/発表者名
      早乙女貴子
    • 学会等名
      第60回日本リハビリテーション医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 神経筋疾患におけるリハビリテーション医学・医療の継承と革新 筋萎縮性側索硬化症のリハビリテーション医療2023

    • 著者名/発表者名
      早乙女貴子
    • 学会等名
      第7回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 筋萎縮性側索硬化症(ALS)診療ガイドライン20232023

    • 著者名/発表者名
      日本神経学会 (監修), 筋萎縮性側索硬化症診療ガイドライン作成委員会 (編集)
    • 総ページ数
      292
    • 出版者
      南江堂
    • ISBN
      9784524204557
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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