研究課題/領域番号 |
23K10489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京保健医療専門職大学 |
研究代表者 |
田中 直樹 東京保健医療専門職大学, リハビリテーション学部, 講師 (40754601)
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研究分担者 |
矢野 博明 筑波大学, システム情報系, 教授 (80312825)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | リハビリテーション / 脳卒中 / ロボットアシスト歩行 / ロボットリハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
近年,脳卒中患者の歩行リハビリテーションにおいてロボットアシスト歩行装置が利用されるようになったが,ロボットアシストによる歩行回復の機序は明らかにされておらず,従来の歩行リハビリテーションとの歩行回復の違いについても明らかとなっていない.そこで本研究は,ロボットアシスト歩行装置による歩行様運動を用いた歩行リハビリテーションによって得られる歩行能力の回復機序を神経生理学的観点から解明し,従来の歩行リハビリテーションとの歩行能力の回復機序の違いを明らかにすることを目的とする.
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研究実績の概要 |
本研究はロボットアシスト歩行リハビリテーションと従来の歩行リハビリテーションの歩行能力改善効果を神経生理学的観点から評価し,歩行回復機序の違いを調査することを目的としている.初年度である令和5年度は研究実施施設にて,評価指標の測定者の筋電図および脳内血液酸素動態の測定練習を実施と対象者の募集をを行い,研究対象者の条件にあった1名を対象に研究を実施した.研究対象者は無作為に従来の歩行リハビリテーションを行う群に割り付け,週5回4週間の従来の歩行リハビリテーションを実施した.評価は,研究開始前と研究終了時に行い,評価指標は,歩行自立度(Functional Ambulation Category),10m最大歩行速度,6分間歩行試験,運動麻痺(Fugl-Meyer Assessment),等尺性下肢筋力(股関節屈曲,股関節伸展,膝関節屈曲,膝関節伸展),筋電図を用いた歩行時の大殿筋,大腿四頭筋,大腿二頭筋,前脛骨筋,腓腹筋の筋活動,fNIRSを用いた運動野,背外側前頭前野の脳内血液酸素動態を測定した.令和6年度は令和5年度と同様に研究対象者の募集を行い,ロボットアシスト歩行群と従来の歩行リハビリテーション群に割り付け,週5回4週間の各歩行リハビリテーション及び評価・測定を行い.ロボットアシスト歩行リハビリテーションと従来の歩行リハビリテーションの歩行回復機序の違いを神経生理学的観点から調べる予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初の計画では令和5年度から令和7年度にかけて脳卒中患者40名を対象に介入及び評価・測定を行う予定であった.しかし,研究環境整備が予定より多くの時間がかかったことや,研究対象者の条件にあう脳卒中患者が少なかったこと,研究実施者が新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスに罹患し研究が継続できなかったことが影響し,研究を終了した対象者が1名に留まっている.
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画より遅れているため,対象者の募集を継続して促進していく.また研究環境の整備は完了しているため,補足研究期間として設けていた令和8年度にも同様に研究対象者を募集し,研究を実施していく.
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