• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高次脳機能障害者に対する自動車運転可否判断における予測精度低下機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K10496
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関川崎医科大学

研究代表者

平岡 崇  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (20351926)

研究分担者 目谷 浩通  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30330583)
宮崎 彰子  川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (30824750)
藤田 美佳  川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (50802683)
花山 耕三  川崎医科大学, 医学部, 教授 (80189589)
谷口 恵美  川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (90910159)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード高次脳機能障害 / 自動車運転 / シミュレーター / 評価精度
研究開始時の研究の概要

高次脳機能障害者の自動車運転可否判断においては、実際の自動車運転による評価(以下実車評価)が最も精度が高いとされている。しかし高次脳機能障害者など認知機能低下のある患者の路上での実車評価は、事故リスクの高さから推奨できない。また実車評価を行う教習所へのアクセスの問題を抱える患者も多い。そこでオフロード評価のみで判断されることも多い。しかし オフロード評価は実車評価に比し予測精度が低いとされる。オフロード評価と実車評価の間の精度ギャップの原因を究明できれば、精度の高いオフロード評価の開発につながる。本研究では、精度ギャップが生じる原因を究明するべく研究を実施する。

研究実績の概要

高次脳機能障害者に対する自動車運転可否判断を実施する際の予測精度低下機序を明らかとすべく、現在は複数の神経戦理学的検査(WAIS-Ⅳ/WMS-R/CAT/BADS/MMSE/HDS-R/RCPM/TMT-A,Bなど)/複数機種(2機種;HONDA セーフティーナビおよびCDTコーディネーショントレーナー)のドライブシミュレーターを用いて臨床データ収集を行っている。本年度中には視線追跡装置(Tobii)についても導入の予定であり、これまでのデータに加え、ドライブシミュレーター実施中の視線追跡情報についても追加でデータ収集できるようになる予定である。病院で自動車運転可否判断を実施する際の予測精度低下要因としては、実際の自動車評価ができない/シミュレーター酔いでシミュレーターでの評価ができないなど様々な要因が想定されるが、実臨床現場で得られた臨床データをレトロスペクティブに丁寧に解析することで予測精度低下機序の一端の解明につながるものと考えている。本年度中盤以降は、教習所での実車運転評価との関連についても調査を追加する予定である。これらのデータを突合し詳細に検討を行うことで、評価精度を落とす一因ともなるシミュレーターシックネス(シミュレーター酔い)の機序解明にも寄与するものと考える。また効果的な運転再開評価法の開発にも寄与する結果が得られるものと考える。本研究の現状としては、順調に臨床データ収集が進んでいる状態である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現状当初の予定通り臨床データの蓄積が行えていると判断している。研究に必要な機器の調達/導入も概ね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

今後も川崎医科大学附属病院リハビリテーション科での臨床データの蓄積を進める。本年度後半からは視線追跡評価/実車評価も実施予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi