研究課題
基盤研究(C)
嚥下機能の低下は超高齢社会において低栄養やフレイルの促進、誤嚥性肺炎の誘因となる社会問題の一つであり、その病因究明や予防等・治療法の開発が進められている。本研究では、匂い刺激を活用した新たな嚥下機能向上方法の開発とメカニズムを解明するために、モデル動物における各種センサーの分布や動態について、神経科学的手法による解析や生理学的評価を行う。本研究により、これまで介入の困難であった嚥下機能低下にある方への新たな治療法提供のみならず、介護施設や家庭における誤嚥性肺炎の予防にもつながるため、多くの人々のQOL向上に寄与することを目的とした研究課題である。