研究課題/領域番号 |
23K10512
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
巴 崇 獨協医科大学, 医学部, 助教 (80815374)
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研究分担者 |
安 隆則 獨協医科大学, 医学部, 教授 (40265278)
大谷 直由 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (60711819)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | リハビリテーション / 運動療法 / 肥大型心筋症 / 大動脈弁狭窄症 / 生活指導 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、中等度の運動負荷(臥位、座位)や食事が閉塞性肥大型心筋症と大動脈弁狭窄症の血行動態に対して与える影響を比較検討することである。現時点での中間データでは、臥位エルゴメーター運動中に圧較差は閉塞性肥大型心筋症で変化なく大動脈弁狭窄症で増大し、回復早期に圧較差は閉塞性肥大型心筋症で増大し、大動脈弁狭窄症では運動負荷中と比較して減少した。食後に両群とも圧較差は増大し閉塞性肥大型心筋症でより顕著であった。ダイナミックに変化する閉塞性肥大型心筋症の左室流出路狭窄ではあるが、固定狭窄形態をとる大動脈弁狭窄症と比較検討した研究はこれまでになく、本研究はオリジナルかつ臨床生理学的にも重要である。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、中等度の運動負荷(臥位、座位)や食事が閉塞性肥大型心筋症と大動脈弁狭窄症の血行動態に対して与える影響を比較検討することである。現時点での中間データでは、臥位エルゴメーター運動中に圧較差は閉塞性肥大型心筋症で変化なく大動脈弁狭窄症で増大し、回復早期に圧較差は閉塞性肥大型心筋症で増大し、大動脈弁狭窄症では運動負荷中と比較して減少した。食後に両群とも圧較差は増大し閉塞性肥 大型心筋症でより顕著であった。ダイナミックに変化する閉塞性肥大型心筋症の左室流出路狭窄ではあるが、固定狭窄形態をとる大動脈弁狭窄症と比較検討した研究はこれまでになく、本研究はオリジナルかつ臨床生理学的にも重要である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
症例登録が思ったより進まず、さらに患者様のスクリーニングを進めて症例を確保する。
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今後の研究の推進方策 |
研究のデザインは後ろ向き観察研究である。観察研究で薬物の投与や割付は行わない。すでに臨床上必要で過去に実施した症例を対象としており院内掲示をしてオプトアウトで行う。 【研究対象者の選択基準】①当院に入院・通院されている患者、②20歳以上、③左室流出路での連続波ドプラによる圧較差が20mmHg以上の心不全症状のない閉塞性肥大型心筋症患者と無症候性大動脈弁狭窄症患者 【除外基準】データ登録を拒否した患者 【評価の項目 及び 解析方法(主要評価項目・副次的評価項目)】主要評価項目:左室-大動脈の圧較差の運動負荷前、中、後ならびに食後の変化。解析方法:左室-大動脈の圧較差の運動負荷前、中、後の基礎値からの変化を分散分析で解析する。【実施手順・方法】①手順と同意: 院内(外来待合室)ならびにホームページに情報公開文を掲示し、診療情報の研究への利用を拒否する場合の連絡先を記し、拒否の連絡があった対象患者のデータを使用しない。②方法:調査項目を電子カルテより運動負荷エコーのデータを収集し、心臓・血管・腎臓内科データベース に入力して解析を行う。1) 空腹時の臥位安静時の心エコー検査でのCWで左室流出路の圧較差データ 2) 5分間の25W臥位左足エルゴ負荷を行い 運動中にCWで左室流出路の圧較差データ 3) 回復早期(2~5分)、回復後期(7~10分)の左室流出路の圧較差データ 4) 食事30分後の左室 流出路の圧較差データ 【統計】分散分析、多変量解析 (JMP-pro, SAS Institute)
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