研究課題/領域番号 |
23K10515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
平山 剛久 東邦大学, 医学部, 准教授 (20731491)
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研究分担者 |
森岡 治美 東邦大学, 医学部, 助教 (00896847)
海老原 覚 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90323013)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / ロボットスーツ / リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
筋萎縮性側索硬化症 (ALS) は治療法がない進行性の難病で、全身の筋力低下から歩行障害を来す。ALS患者の活動性低下は生活の質の低下に繋がり、歩行機能維持を目的とした運動訓練の開発が急がれる。 運動訓練はALSの運動機能維持に有効と報告されているが、明確な結論は出ていない。ロボットスーツを用いた運動訓練は神経筋疾患に対して保険適応であるが、ALSの歩行障害に対する運動機能維持効果は明らかではない。我々はこの訓練により長短期的に歩行機能を維持できる可能性を報告し、その中で新たな課題を見出した。ALSの歩行障害に対するロボットスーツを用いた運動訓練による歩行機能維持効果の向上を実現する。
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研究実績の概要 |
第162回東邦医学会(2023/6/16)にて「筋萎縮性側索硬化症患者に対するロボットスーツを用いた運動訓練の効果」の題名にて発表を行った。 ALS症例30症例が集まり、シングルアームでHAL訓練を1コースで行った際の結果を検討した。結果については第65回日本神経学会学術大会(東京開催)英語口演セッション(2024/5/30 8:00)にて「Effects of Robot-assisted treatment on gait ability and quality of life in ALS patients」の題名で学会発表を行う予定。 ALSと同じ運動ニューロン疾患である球脊髄性筋萎縮症において3症例で長期的なHAL訓練による効果を検討した。ALSよりもさらに希少性の高い疾患のため3症例での施行となった。結果については34th International Symposium on ALS/MND ポスターセッション(2023/12)にて「Effects of two-year period hybrid assistive limb use on gait inpatients with spinal and bulbarmuscular atrophy」の題名で学会発表を行った。同様の球脊髄性筋萎縮症2症例での長期的なHAL訓練による効果を検討し「Long-term robot suit training using Hybrid Assistive Limb maintains gait in patients with spinal and bulbar muscular atrophy」の題名でPACTALS 2023(2023/9 Malaysia)にて学会発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ALSの症例数が十分あり、HALを用いた訓練を希望する患者も多いため、順調に症例数が蓄積された。
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今後の研究の推進方策 |
目標症例数30例に達している。初年度はリクルートなどがメインであった。現在短期的な訓練の効果について解析中である。今後、長期的にHAL訓練を行った結果についてもデータ収集と解析を進める。
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